車の免許というと、地元の教習所に通いながら数ヶ月かけて習得するイメージではないでしょうか?
しかし最近では、学生を中心に比較的安く短期間で卒業できる合宿免許の方がコスパが良いと人気です。
この記事を読んでいるあなたも「合宿免許の方が短期間で安く免許が取れる」と聞いたことがあるかもしれませんね。
しかし合宿免許に興味があっても、費用やスケジュール、実際の合宿期間中の生活など気になる事はたくさんあると思います。
そこでこの記事では、合宿免許に必要な基礎知識として、
- そもそも合宿免許とはどういうものなのか?
- 費用や免許取得までの期間はどのくらいなのか?
- 合宿期間中の生活やスケジュールはどんな感じか?
- 合宿免許での注意点は何があるのか?
- 合宿免許の予約はいつ頃が良いのか?
などをお伝えしていきます。

「合宿免許に興味があるけど、どんな感じか分からなくて不安…」と悩んでいる人の参考になれば幸いです。
人気の合宿免許先を知りたい人はこちらの記事がおすすめ!


そもそも合宿免許とは?


合宿免許とは、教習所内の宿舎や近隣のホテルなどに寝泊りしながら教習所に通い、運転免許取得に必要な知識や技能を習得する方法のこと。
元々は通学できる範囲に教習所がない人のために、教習所内の宿舎に泊り込んで規定の教習を受けられるようにしたのが始まりと言われています。
そのため、合宿免許では
- 短期間で集中的に受講できるよう効率的な教習スケジュールが組まれている
- 教習代の他に宿泊費や食事代、延長保証が含まれたセット料金になっている
- 教習所によっては交通費の支給もあり
といった通学にはないメリットや特典があります。



最近では専属シェフによるディナーや、ケーキバイキングといったお楽しみイベントなどの企画も充実していますよ♪
しかし一方で、本来通学できる範囲に教習所がない人のための制度だったことから、現在でも居住地や住民票がある県(教習所によっては市町村とその近郊)での合宿免許には参加できないというルールがあります。


そのため合宿免許に参加するには、
- 約2週間~3週間程度のまとまった休みを確保する必要がある
- 県外などあまり馴染みのない土地で教習を運転教習を行わなくてはならない
- 原則一時帰宅ができない
といったデメリットがあります。


合宿免許を卒業=免許取得にはならない
よくある勘違いとして、「合宿免許を卒業しただけでは免許取得はできない」というのを知らない人も多いです。
合宿免許を卒業するともらえるのは「卒業証明書」というもので、それを持って地元の免許センターに行き、本免許学科試験を受けて、合格しないと運転免許証は発行されません。
卒業証明書には1年間という有効期限があり、この有効期限内であれば一度で本試験に合格できなくても何度もチャレンジすることができます。
とはいえ、有効期限が切れてしまうと、本試験の受験資格を失ってしまうので注意してくださいね。



ちなみに、卒業証明書の有効期限が切れて再取得するためには、再度教習所に通わなくてはなりません。
そうなるとお金も時間も余計にかかってしまうので、できるだけ早めに本試験を受験した方が良いでしょう。
せっかく教習所で覚えた知識でも日数が経てば経つほど忘れてしまうので、できれば合宿免許から帰ってすぐのタイミングで本試験を受ける方がおすすめです。
合宿免許の費用はどのくらい?


合宿免許で教習所を選ぶ時に、誰しも一番気になるのは費用ですよね。
合宿免許の料金は、
- 入校時期(繁忙期か閑散期か)
- 宿泊場所や宿泊人数
- 食事プラン
- 教習所がある地域
- 取得する免許の種類
上記の内容によって変わりますが、閑散期に一人での入校でシングルルームを選ぶなら24万円~30万円前後、同じ条件で繁忙期なら36万~40万前後が平均的と言えるでしょう。
教習所に通学する場合の費用が、およそ29万~30万前後と言われている事を考えると、単純に比較しただけでも合宿免許の方が安いのが分かりますね。




合宿免許の費用の内訳は?
「でも、合宿免許だと泊りがけだから宿泊費や食事代で余分なお金がかかるんじゃないの?」と心配になるかもしれませんが、合宿免許のプラン料金には宿泊費や食費が含まれているのが一般的です。
その他、プラン内に含まれる内訳は以下の通り。
- 入学金
- 学科教習代
- 技能教習代
- 教材費
- 適性検査料
- 技能検定料
- 卒業検定料
- 卒業証明書代
- 損害保険料
- 食費(プランによってはない場合もある)
- 宿泊代
上記に加えて、教習所によっては交通費の支給があるところもあります。
遠方に行く場合、一定区間だけでも交通費を支給してもらえるなら自己負担はだいぶ変わりますよね。
ただし、交通費は必ずしも支給されるものではないため、交通費の支給はあるのか?指定ルートはどうなっているのか?など入校前に詳細を必ず確認しておきましょう。


合宿免許の期間やスケジュールはどんな感じ?


まずは、合宿免許全体的なモデルスケジュールを見てみましょう。




上記の図の通り、合宿免許で入校から卒業までの最短期間はAT車なら14日間、MT車なら16日間となっています。
最短14日かかるのは何故?
運転免許を取得するためには、AT車なら学科26時限・技能31時限以上(MT車なら学科26時限・技能34時限以上)という法律で定められた時間数を全て修了しなくてはなりません。
しかし、技能教習(運転教習)の場合は仮免許を取るまでは1日最大2時限まで、仮免許取得後は1日最大3時限までという制限があるため、時間数をオーバーしないようにクリアするには最短で14~16日がかかるというわけです。


合宿免許では上記のモデルスケジュールのように、入校から卒業予定日までの教習スケジュールが決められており、学科・技能とも効率的に進められるようになっています。
「自分がちゃんと最短日数で卒業できるか不安…」と思うかもしれませんが、一般的にはAT車であれば全体の8割~9割の人が、MT車であれば7割~8割の人が最短日数に卒業出来ると言われているのでそれほど心配する事はないでしょう。
というのも合宿免許では、
- 初日から卒業までのスケジュールがあらかじめ決まっている
- 毎日技能教習が組まれているので上達しやすい
- 比較的自由時間も多く、自習に充てられる時間が多い
- 同じ目標の人が集まっているので、悩んだ時に相談しやすい
このように勉強に集中しやすい環境が整っており、きちんと真面目に取り組めばほとんどの人は予定通りの日数で卒業できるというわけです。
空き時間はどんな風に過ごしてる?
前述したモデルスケジュールを見ても分かる通り、1日の教習時間は平均5時間~6時間が多く、空き時間も比較的多いです。
自由時間には各自思い思いに過ごすことが多いですが、よくあるのは以下の5つ。
自由時間の過ごし方の一例
- 自習に取り組む
- 身の回りの洗濯や掃除
- 自室でくつろぐ
- 教習所内のフリースペースを活用する
- 観光や温泉に出かける
試験対策に向けて自習も大切ですが、時には息抜きや休憩も兼ねた外出でリフレッシュしましょう。


合宿免許が延長になる事もある?
合宿免許ではほとんどの人が予定通りの期間で卒業できるとは言え、1割~2割の人は合宿期間が延びてしまう事もあります。
合宿期間が延びてしまうのは、以下のような時。
- 試験や検定にストレートで合格できなかった
- 合宿期間中に遅刻や寝坊などで欠席した
- やむを得ない一時帰宅しなくてはならなかった
3を除いて、1~2はあなた自身の頑張りで回避できる可能性が高いので、自習時間を増やしたり、体調管理を徹底するなどで対処していきましょう。


また、元々教習所が特定の曜日などに休校日を設けている場合や、仮免許発行機関が休みとなる年末年始などと重なる場合も、最短日数での卒業は難しくなります。
「最短卒業が14日と思い込んで他の予定を後に入れていたら、休校日がある教習所だったので卒業予定日が思っていた日よりずれてしまった…」となって慌てないためにも、希望する入校日の卒業予定日がいつになるのかを必ず確認しておきましょう。
合宿免許中の生活はどんな感じ?


合宿免許中の1日の流れとしては以下のような感じになります。
朝食 | ||
9:00~9:50 | 1時限 | 空き時間 |
10:00~10:50 | 2時限 | 空き時間 |
11:00~11:50 | 3時限 | 空き時間 |
12:00~12:50 | 4時限 | 学科教習 |
昼食 | ||
13:50~14:40 | 5時限 | 技能教習 |
14:50~15:40 | 6時限 | 技能教習 |
15:50~16:40 | 7時限 | 空き時間 |
16:50~17:40 | 8 時限 | 空き時間 |
17:50~18:40 | 9時限 | 学科教習 |
18:50~19:40 | 10時限 | 学科教習 |
夕食 |
教習所によって詳細は変わりますが、大体このような1日を過ごすと考えて良いでしょう。
教習はどんな感じ?
合宿免許の教習は法令で1時限50分と決められており、居眠りや遅刻は厳禁です。



居眠りをしてしまうと即退室を命じられたり、たとえ1分でも遅刻すると教室に入室させてもらえないといった厳しい措置が取られるので注意してくださいね。
学科教習とは、公道を走る上で必要な交通ルールやマナーを学ぶための座学で、学校の授業をイメージするとわかりやすいかもしれません。
基本的には教本に沿って教官の講義を聞いたりビデオなどの教材を使って進める授業が多いですが、教官によっては急に当てられたり、質問されることもあります。
また、第二段階で行われる「危険予測ディスカッション」では教習生同士で交代に運転した後、教習所に戻ってお互いの運転の良いところや悪いところを話し合う授業もあります。
技能教習は、運転技術を身に付けるために実際に車に乗って操作し指導を受ける実技の事。
助手席には教官が乗り、1対1で行われます。
最初の第一段階では教習所内にある練習コースで基本操作を学び、仮免許合格後の第二段階で一般道を走行しながら実践的な運転操作や判断力を養います。
食事はどんな感じ?
食事はプランによって、3食とも教習所内や宿泊施設の食堂・レストランで提供される場合や、昼のみお弁当支給、完全自炊プランなど様々あります。


一般的に3食付きプランは高めの傾向にあり自炊プランは3食付きと比べると1~3万円ほど安くなることが多いですが、お弁当や食材の購入費が別途かかることを考えるとそれほど大きなメリットではないでしょう。



特にこだわりがなければ、食事の用意の手間が省ける3食付きプランがおすすめ。
食事なしプランは自炊が苦にならないタイプや、ダイエット、アレルギー、偏食などで外食を避けたい人に向いています。


洗濯はどうしたら良いの?
洗濯はそれぞれの宿泊施設に備え付けの洗濯機を共同使用したり、近くのコインランドリーを利用するなど教習所や宿泊施設によって対応が異なります。


洗濯機や乾燥機の利用料金も各教習所によってまちまちですが、洗濯機なら1回200~300円程度、乾燥機なら30分で100~300円程度はかかります。
およそ2週間ほどの滞在期間中であれば、持って行く着替えの量にもよりますが大体3~4日に一回程度、合計3~4回ほど洗濯する計算なので、回数に合わせた洗濯代を用意しておきましょう。
洗濯用洗剤や洗濯ネットは自宅から持参したり、近くのドラッグストアで使う回数分の小分けパックを現地調達すると荷物がかさばらず済みますよ。


合宿免許でのお風呂
合宿免許でのお風呂は宿泊施設によりますが、各部屋に浴室とシャワーが完備されている宿舎やアパートもあれば、ホテルや旅館で温泉が楽しめるプランもありますよ。


合宿免許では、慣れない道での運転で身体は思っている以上に疲れます。
ゆっくりと疲れをとって体調を整えるためにも、温泉や入浴環境にこだわるのも良いでしょう。
シャンプーやリンス・ボディソープ、タオルなどのアメニティグッズは、宿泊施設によってはあらかじめ用意されているところもありますが、自分のお気に入りがある人は旅行用の小さめボトルに詰め替えて持参するとかさばりません。
また、部屋からお風呂場まで離れている宿舎もあるので、着替えや入浴セット、洗濯物などを持ち運ぶバッグを用意しておくと良いですよ。水に濡れても良い素材がおすすめです。
合宿免許では一人で参加しても大丈夫?


合宿免許では「他の教習生と仲良くなれるだろうか?」「一人で参加すると浮いてしまったり、孤立してしまうのでは?」と心配する人も多いと思います。
しかし、長期休暇を利用してグループで参加する人もいるものの、基本的には一人で参加する人がほとんどです。


合宿免許受付サイトの免許合宿ライブで集計された「グループ申込別トップ10」では、約51%の人が一人で参加しています。


最近では女性一人でも安心して合宿免許に参加できるように、オートロックや防犯カメラ設置などのセキュリティ強化した女子専用宿舎を用意する教習所や、女子だけを対象とした合宿免許を行う教習所もありますよ。
「合宿期間中、誰とも仲良くなれず一人ぼっちになったりしないかな?」と不安かもしれませんが、運転免許を初めて取得しようとする人の大半は18歳~22歳の学生が中心なので、同年代同士で共通の話題はたくさんありますし、趣味や学校の話で意気投合して仲良くなる人も多いです。
自分から話しかけるのが苦手な人でもまずは挨拶から始めたり、一人参加者同士で「どこから来たの?」といった簡単な話から、気が付いたら仲良くなっていることもよくあるので、あまり気負わず合宿免許に参加してみましょう。



私の知り合いは合宿免許での同期生と仲良くなり、かれこれ10年ほどの付き合いをしている人もいます。
不安はあるかもしれませんが、もしかしたらこの合宿免許を機にずっと付き合える友人関係を築けるかもしれませんよ。


合宿免許に参加する時に気を付けておきたい注意点は?


せっかく合宿免許に参加するのであれば、少しでも快適に楽しく過ごしたいと思いますよね。
しかし、場合によっては想像していた合宿生活と違ってストレスをためてしまったり、トラブルが発生してしまう事も。
そうならないように、合宿免許での注意点もしっかりチェックしておきましょう。
合宿免許の予定は最短日数+3~4日で計画する
合宿免許の最短日数は、遅刻や欠席がなく教習所や仮免許発行機関の休日とも重ならなければおよそ14日~16日です。
だからといって「大体2週間くらい予定を空ければOK!」とギリギリの日程で考えていると、万が一合宿延長になってしまったり休校日や仮免許の発行が遅れた場合に、思わぬ日数がかかって困る事態に陥ってしまいますよ。
そうならないように、合宿免許の予定を立てるなら最短日数+3~4日程度の余裕を持って計画を立てるのがおすすめです。
また申し込む前には、予定している入校日と卒業予定日がいつなのか?を必ずチェックしておきましょう。
料金面だけを重視して選ばない
「できるだけ安く済ませたい!」と考えている人の中には、部屋やプラン内容の詳細をあまり確認せず金額だけを重視して決めてしまう人もいます。
しかし、ただ安いからといって安易にプランを決めてしまうと、いざ合宿免許がスタートしてから「こんなはずじゃなかった…」「思ってたのと違った…。帰りたい…」と後悔するかもしれません。
例えば、格安プランによくある相部屋は、知らない人と同じ空間で過ごすことが苦手な人や他の人の目を気にしやすいタイプだとかえってストレスを溜めてしまう可能性があります。
また、自炊プランも料金は安いものの、毎回食事を用意する手間や別途食費がかかる事を考慮するとそれほどお得感はありません。



個人的には、予算に都合がつくならシングルルームで3食付きプランをおすすめします。
人目を気にせずくつろげるプライベート空間がある方がリラックス度が違いますし、疲れて帰ってきても何もしなくても食事が提供される方が圧倒的に楽だからです。
合宿免許ではそれでなくとも知らない場所で慣れない運転をして、知らず知らず体力的にも精神的にも疲れが溜まりがちなので、できる限り快適に過ごす事を重視するのがおすすめですよ。
持って行くものを整理して忘れ物を防ぐ
合宿免許では、住民票や印鑑、身分証といった入校の際に必ず必要な物から、着替えや日用品などの合宿生活に必要な荷物など持ち物が多くなります。
合宿免許は地元やその周辺地域では合宿に参加できないというルールがあるため、忘れ物をしたからといってすぐ取りに帰って戻ってくるのも簡単ではありません。
忘れ物があると合宿生活が不便になってしまうだけでなく、入校の際に必要な書類を忘れると最悪入校できなくなる可能性もあるので、事前に持って行くものを整理して忘れ物をしないように事前準備を進めていきましょう。


体調管理を徹底する
合宿免許では、普段以上に体調管理には気を配っておいた方が良いでしょう。
合宿免許は、地元とは異なる気候や慣れない環境でのストレス、予定通りに試験を突破しなくてはならないプレッシャーや慣れない運転の緊張感などで体調を崩しやすい環境だからです。
特に運転はただ座っているだけのようで、思っている以上に肉体的にも精神的にも疲れやすいものです。
運転が疲れる理由
- 運転中同じ姿勢を維持するために全身に負荷がかかる
- 頭を支える首や肩、路面からの細かい振動や衝撃を受け止める腰に溜まる疲労感
- 周囲の交通(歩行者や自転車・車)に注意を払い、適切な運転操作をしなくてはならない緊張感
- 運転しながらも周囲の情報を把握するための目の疲れ
など、特に運転に慣れていない人ほど疲れが出やすいと言えます。



私は普段は職業ドライバーとして日々ハンドルを握っていますが、そんな私でも慣れない道を運転する時や、普段めったに行かない長距離などはどっと疲れを感じる事がありますよ。
体調を崩して教習を欠席してしまうと、その分合宿延長は避けられません。
合宿延長となると追加の教習代や宿泊費など、予定より大幅に費用がかかる可能性もあるので、体調を崩さないように注意したり、念のために市販薬を持参するなどの対策をしておくと良いでしょう。
動きやすい服装と靴を持って行く
合宿免許では運転のために動きやすい服と靴は必須です。
「同世代が集まるならおしゃれもしたい!」と考える気持ちもわかりますが、あくまでも合宿免許は運転知識や技術習得が目的の場所。
おしゃれしたいからと言ってもペダルに引っ掛かりやすいロングスカートや、座るたびに裾がめくれそうなミニ丈などは授業の邪魔になってしまいますよね。
教官側からしても、教習中や検定中は足元のペダル操作も見なくてはならないのに、足元が見えないスカートや露出が高い服装では正しい審査ができない上にセクハラなどのあらぬ誤解を受けてはたまりません。
そのような事情から、合宿免許中の着替えはパンツスタイルを中心に動きやすい服や靴を選びましょう。


友達と参加しても片方が延長になる可能性がある
最後に友達同士など複数で合宿免許に参加する人向けの注意点として、友達と参加しても自分か同行者だけが合宿延長になる可能性がある事は理解しておきましょう。
合宿免許では、仮免許や卒業検定前にそれぞれの模擬テスト、仮免許試験、卒業検定といった試験があります。
試験に合格しなければ次の授業に進めず、中々受からなければ最悪の場合合宿期間が延長になる可能性もあるのです。
もし片方だけが延長となってしまうと、残りの日数を気まずい思いで過ごさなくてはならないでしょうし、友達(もしくは自分が)延泊になったからと言っても合宿免許を無事に卒業した方は宿泊施設に残る事はできないので必然的に一人で帰宅せざるを得ません。
そうした事態も想定した上で複数で参加するかを検討した方が良いでしょう。
合宿免許に予約するならいつが良い?


合宿免許の予約をするタイミングは、閑散期か繁忙期かによっても変わります。
合宿免許の申し込み受付は大体4ヶ月前に受付開始になる事が多いですが、学生が多く集まる長期休暇シーズンはあっという間に予約が埋まってしまい、人気校は受付開始から1~2ヶ月で全ての予約が完売になる事も珍しくありません。
逆に学生の長期休暇シーズン以外の時期は人気校でも空きが多く、比較的ギリギリに探しても希望する日程で予約が取れる可能性も高いです。
とはいえ、選択肢が多く残されているのはやはり受付開始から間がない時期なので、すでに合宿免許の日程を決めている場合は早めに申し込む方が良いでしょう。


長期休暇を利用して申し込む
長期休暇を利用して申し込む場合は、とにかく早い時期から日程を調整し予約を入れておいた方が良いでしょう。
例えば、1年のうち最も申し込みが集中する最繁忙期の2~3月の予約は、早ければ9~10月頃には受付を開始しており、自分の好きな日程や教習所、プランを選ぶならこの時期から申し込みをしておく必要があります。
9~10月を逃し11月頃に入ると、安いプランや人気校を中心に予約が埋まり始めるところもちらほら。選択肢も狭まってくるので、日程やプランなど多少の妥協も必要になってくるでしょう。
さらに12月~1月頃にもなるとほとんどの教習所で予約が埋まって満席状態になり、どうしても2~3月入校を希望するならキャンセルを待つしかない状態になってしまうのです。
学生の方の長期休暇というと、まとまった休みが取りやすい春休み(2月後半~4月前半)、夏休み(7月後半~9月前半)頃が人気で、この時期に申し込むなら入校予定のおよそ4ヶ月前から申し込みを済ませるように調整しておきましょう。
長期休暇時期でも意外と安く済むのが年末年始を挟む冬休み(12月後半~1月前半)です。
年末年始を挟むので日数が長くなりやすいのが難点ですが、日程さえ合えば繁忙期よりもおよそ10万円ほど安く合宿参加できるいわば穴場シーズンですよ。




閑散期を狙って申し込む
繁忙期を避けて申し込みをするなら、5月~7月前半、9月後半~12月前半、1月後半~2月前半頃がおすすめです。
この時期は学生の方の申し込みがぐっと少なくなり、フリーターや社会人などが増えてきます。
日程が確保できるなら、人気校も選びやすく繁忙期と比べて10万円以上安くなることもあるので狙い目の時期ですね。
このシーズンの申し込みは比較的殺到する事が少ないので、入校予定の1ヶ月前でも十分空きがある事の方が多く、じっくりと教習所を比較して検討してからでも間に合う可能性が高いですよ。






予約を申し込むなら合宿免許受付サイトがおすすめ
日程も調整して合宿免許に申し込もう!と決めた場合、最近では予約を申し込むのは合宿免許受付サイトを経由するのが一般的になってきました。
教習所によっても指定の合宿免許受付サイトからの申し込みを案内しているところもあります。
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