合宿免許の持ち物の中でも迷うのが現金ではないでしょうか?
必要最低限しか持ち合わせがないと急な出費の時に焦ってしまうでしょうし、かといってあまり大金を持ち歩くのは落としたり盗難に遭わないか不安になりますよね。
そもそも宿泊費から食費まですべてセットになっている合宿免許では、「教習代以外に現金を使う場面なんて飲み物を買う時くらいでは?」と思う人も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、
- 合宿免許で教習代以外に必要な現金は何があるのか?
- 予定外の出費があるのはどんな時か?
- 実際に合宿免許で使用した現金はいくらだったのか?
この3つを中心にお伝えしていきます。
合宿免許に持って行く所持金をいくらにするか悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
合宿免許で教習代以外に必要な現金とは?

合宿免許では教習代以外に必要な現金として、3食付きプランでいえば受験料や交通費+15,000円~20,000円程度が目安と言われています。
食事なしや自炊プランであれば、滞在期間中の食費も必要になってくるでしょう。
内訳としては大きく分けて以下の3つ。
合宿免許で必要な現金
- 受験料や交通費など合宿免許で必須の現金
- 合宿生活で必要な生活費
- レジャーや観光などに必要な娯楽費
以下で詳しく解説していくので、自分のプランや合宿中の過ごし方と照らし合わせながら確認してみましょう。
受験料や交通費など合宿免許で必須の現金
- 仮免学科試験料・仮免交付手数料
- 教習所(集合場所)までの交通費
仮免学科試験料・仮免交付手数料
仮免学科試験料と仮免交付手数料は仮免許試験を受けるために必須の現金です。
どちらも基本的に教習所が提示するプラン料金には含まれておらず、別途で入校後に現金で支払うのが一般的です。
全国どこの教習所でも料金は一律で、
- 仮免学科試験料
-
1,700円
- 仮免交付手数料
-
1,150円
仮免許試験に落ちてしまうと、再試験料として1,700円がその都度必要になってくるので、試験対策はしっかりと行っておきましょう。
教習所(集合場所)までの交通費
自宅から教習所や教習所指定の集合場所までの交通費も必須の現金です。
「交通費って教習所が支給してくれるんじゃないの?」と不安に思った人もいるかもしれませんが、一般的には卒業時に往復分の交通費を支給されることが多いので、行きがけの交通費は自分で支払う必要があるからです。
また例えば、教習所が指定するルートで「東京駅から教習所最寄り駅までの交通費支給」と記載がある場合は、東京駅までの移動については自費となっているので注意してくださいね。
交通費について、詳しくは以下の記事も参考にどうぞ。

合宿生活で必要な生活費
- 洗濯・乾燥機の使用料
- 自炊や食事なしプランの食費
- 日用品購入費
- ジュースやお菓子などの雑費
洗濯・乾燥機の使用料
合宿生活の中で比較的よく使う生活費として、洗濯・乾燥機などの使用料があります。
洗剤を持っていなければ、その購入費も必要ですね。
洗濯・乾燥機や洗剤購入費は教習所によっても大きく違いますし、およそ2週間の合宿生活の中で洗濯する回数が何回になるかによっても費用が変わります。
一般的には、
- 洗濯機 1回分
-
100~300円
- 乾燥機 60分
-
200~600円
洗濯の頻度は着替えの量にもよりますが、3~4日に一回のペースで3~4回程度は洗濯するようになるでしょう。
1,000円~2,000円程度はみておくと安心ですね。

自炊や食事なしプランの食費
自炊プランや食事なしプランを選んだ人は、約2週間×3食分の食費が必要になります。
自分で作るのか、お弁当やお惣菜を購入して食べるのかによっても大きく変わってきますね。
また、地域によっては地元よりも物価が高い場合もあるので、少し余裕を持って予算を考えておく方が良いでしょう。
ちなみに厚生労働省による2022年度家計調査では、女性の1ヶ月あたりの食費はおよそ3.4万円、男性では4.2万円ほど。
単純計算で1日の食費は、女性なら1,100~1200円、男性であれば1,300~1,500円と考えられるので、合宿免許でかかる食費はおよそ15,000円~23,000円を目安に考えると良いかもしれません。

たった2週間だからと割り切ってインスタント食品など安い食材で揃えるのも一つの方法ではありますが、あまりおすすめはしません。
というのも、私自身同じような状況でインスタント麺や菓子パンだけの食生活だった時に体調は崩すし、メンタル面でも些細な事で落ち込みやすくなったりと散々だった経験があるからです。


日用品購入費
合宿免許ではおよそ2週間の滞在になるので、衛生用品や日用品が必要になってきます。
シャンプーやリンス・ボディソープ、洗濯用洗剤など自宅から持参するのであればそれほど必要ないかもしれませんが、教習所の近くのスーパーやドラッグストアで現地調達するのであれば購入費を見積もっておきましょう。
ジュースやお菓子などの雑費
食費とは別に、休憩中の飲み物や小腹がすいた時のお菓子代も考えておいた方が良いかもしれません。
合宿免許の空き時間など「ちょっと甘い物が欲しいな」と思う事もあるでしょう。
仮に自販機で毎日飲み物を購入したとすると、160円×15日間なら2,400円くらいですね。
レジャーや観光などの娯楽費
免許取得だけでなく、レジャーや観光も目的としているなら娯楽費も見積もっておいた方が良いですね。
教習所近くの温泉やスポーツジムなどを利用するなら、ネットで利用料をチェックしておくと困らずに済みますよ。
また、合宿中に仲良くなった教習生たちと遊びに出かけるなど急な出費もあるので、少し多めに考えておいても良いかもしれません。
予定外に出費があるのはどんな時?


前項では合宿免許の期間中に考えられる必要な現金について解説しましたが、まれに予定外の出費が必要な事もあります。
具体的には以下の3つ。
予定外の出費の一例
- 合宿延長になった時の追加料金
- 急な体調不良やケガなどでの病院受診
- 一時帰宅せざるを得なくなった時の交通費
万が一に備えてチェックしておきましょう。
合宿延長になった時にかかる追加料金
通常であれば予定通りの日数で卒業できることが多いとはいえ、試験の不合格などで合宿延長になる可能性もあります。
延長保証がない場合や保証対象外の場合、以下のような追加費用がかかる事があるので注意しておきましょう。
- 技能教習補習代
- 各試験・検定での再受験料
- 追加宿泊費
たいていの場合は合宿延長となった場合でも教習や検定、宿泊費用の追加がかからない延長保証がついているので、それほど心配する必要はありません。
とはいえ、教習所によっては年齢制限や補習・検定の回数制限が設けられている事もあるので、保証内容や追加料金を事前によく確認し、万が一の時に慌てないようにしておきましょう。
以下の関連記事も参考にしてみてくださいね。




技能教習補習代
技能教習の補習は1時限につき4,000~6,000円となっている事が多いです。
技能の習得不足はもちろんのこと、検定での不合格や体調不良による欠席、寝坊での遅刻で教習が受けられなかった場合に発生します。
技能教習の追加補習は延長保証に含まれていますが、自己都合による欠席や遅刻に関しては保証の対象外となるのが一般的なので、体調不良や寝坊などには十分気を付けておきましょう。
また延長保証は卒業まで追加料金なしの所もあれば、「最短時限数+5時限まで」というように上限時限数が決まっている所もあります。
いざという時に慌てないように、自分が申し込むプランの延長保証はしっかりと確認しておきましょう。
各試験・検定での再受験料
技能検定や学科試験などで不合格になった場合は、再試験のための受験料が必要になります。
各相場は以下の通り。
- 効果測定
-
2,000~5,000円(教習所によってはない所も)
- 修了検定・卒業検定
-
5,000~8,000円
- 仮免許試験(学科試験)
-
1,700円
効果測定や検定料は各教習所によって料金が異なりますが、仮免許試験はどこの教習所でも一律料金です。
検定や試験の場合、不合格になったからといって、すぐ再試験が受けられるわけではありません。
数日待ってからでないと再試験が受けられない事もあり、試験以降の教習が大きくずれ込んでしまう可能性もあります。
大幅な合宿延長にならないように試験対策はしっかりと行っておきましょう。
また、延長保証では保証されているのが技能検定(修了検定・卒業検定)のみとなっているのが一般的です。
効果測定や仮免許試験の再受験料は、1回受けるごとに支払うようになるので注意しておきましょう。
追加宿泊費
補習などによって予定の日数をオーバーしてしまう場合は、追加の宿泊費用や食事代も必要になってきます。
プランや宿泊場所によって変わりますが、大体1泊につき4,000~9,000円となっている事が多いですね。
また、シングルやツインなどに宿泊していたとしても、合宿延長になった場合は次の人に明け渡すため相部屋へ移動になる可能性があります。
ちなみに延長保証によっては追加料金が発生しない場合がありますが、プランによっては「最短卒業予定日+〇〇日まで追加料金なし」となっている場合もあります。
日数を超えて延長となった場合は追加料金が発生するので、事前に保証内容はしっかり確認しておく方が安心ですよ。
急な体調不良やケガなどでの病院受診
体調不良やケガなど予期せず病院受診が必要になる事もあります。
慣れない環境なので普段以上に体調管理は徹底したり、夜は早めに寝て疲れをとるようにしておきましょう。
保険証を忘れて受診した場合、全額を実費で支払わなくてはならないので病院受診の際は保険証を忘れず持参してくださいね。
一時帰宅せざるを得なくなった時の交通費
合宿免許では仮免許学科試験に3回不合格となると、一時帰宅して地元の免許センターで仮免許学科試験を受け合格した後に合宿免許に再入校する流れが一般的です。
この時の一時帰宅にかかる交通費は、全て自己負担になります。
遠出であればあるほど大きな出費になるので、試験対策はしっかり行いましょう。
実際に合宿免許に参加した時はどのくらい使った?


教習代以外の現金として15,000円~20,000円くらいを用意しておけば安心ですが、実際にはそれほど使う事はあまりないかもしれません。
一例として私が実際に合宿免許で使用した現金を見ていきましょう。
実際に合宿免許に参加した時に使用した現金
- プラン内容
-
3食付きプラン・宿泊施設内のコインランドリー使用(洗濯機200円/乾燥機100円・各3回使用)
- 持って行った現金
-
20,000円
- 実際に使った現金
-
交通費 片道約5,000円(卒業時往復の交通費支給あり) 仮免許試験手数料 1,700円 仮免許証交付手数料 1,100円 飲み物代(自販機) 1,000円弱 飲み物代(カフェ) 3,000円 コインランドリー使用料 900円 合計 12,700円
この例では参加したのが夏場だったので水分補給の飲み物を購入する事が多かったり、教習所近くの喫茶店によく出かけていたのでその分費用がかかっています。
とはいえ、交通費を除けば実際に使った現金は約7,700円ほどという事になりますね。
交通費は卒業時に往復交通費が支給されたので実質無料ですが、行きがけは自分で立替しなくてはならないのでその費用が別途必要です。
帰りには友達や家族にお土産を購入したりもしましたが、それでもまだ余裕で残りました。
急な出費に備えてキャッシュカードがあれば◎
合宿免許ではほとんどお金がかからないとは言え、他の教習生と意気投合して食事に出かけたり、近くのレジャー施設やアミューズメント施設に遊びに出かける事もあるかもしれません。
あまり喜ばしくない出費としては、急な体調不良で病院にかかることになったり、合宿延長で追加費用がかかる可能性もありますね。
そのような急な出費に備えてキャッシュカードは持ってきておいた方が良いでしょう。
電子マネーやPay-Payなどのようなキャッシュレス決済サービスがあれば十分と考える人も多いと思いますが、導入が不十分な地域や希望のキャッシュレス決済が取り扱っていない可能性もあります。
キャッシュカードがあればコンビニでも引き出しができるので、いざという時に慌てないように忘れず持って行きましょう。
「合宿免許の教習所がたくさんありすぎて、どこが良いのか分からない…」と悩んでいるなら、こちらの記事をチェックしてみてください。


3食付き・シングルプランの料金比較や、教官や食事・宿泊施設などの気になる項目についても紹介しています。
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