春休みの合宿免許を完全攻略！予約のコツや注意点もまとめて解説

大学生ならたっぷり2ヶ月ほどある春休みは、合宿免許の予定を組むのに絶好のシーズンですよね。

とはいえ、「春休みなんてまだまだ先だし、もうちょっと先で考えようかな？」なんて思っていると、予約が取れずタイミングを逃してしまうかもしれません。

春休みの合宿免許は、一年の中でも最も人気がある超繁忙期シーズン。

「まだ大丈夫だろう」と油断していると、申し込む時にはどの教習所も完売していたり、安いプランが完売して高い費用を払う羽目になってしまうかもしれませんよ。

今回この記事では、春休みの合宿免許を検討している人向けに、春休みの合宿免許の相場や予約のコツ、注意点、あれば便利な持ち物などを詳しく説明します。

「合宿免許どこにしよう…」と迷っている人はこちらの記事も参考にどうぞ。

春休みの合宿免許はどんな感じ？

春休みと一口に言っても大学生の場合2月上旬～4月上旬頃までの約2ヶ月間を指すのが一般的でしょう。

高校生の場合は、卒業式が終われば3月末頃～4月初旬頃までですが、2月中旬頃から自由登校になる所も多いかもしれません。

そんな春休みの合宿免許の特徴をチェックしておきましょう。

春休みの合宿免許は超繁忙期

春休みの合宿免許は、一年の中でも最も混雑する超繁忙期です。

その理由は以下の3つ。

中でも特に、合宿免許は最短でも14～16日ほどの期間が必要なので、学生の方であればまとまった休みを確保しやすい春休みや夏休みに申し込む人が多いというのが最大の理由でしょう。

大学生だけでなく学校を卒業した高校3年生の参加も増える時期で、ほとんどの人が新生活が始まる4月までに免許取得を目指すため、入校者の数も2月～3月中頃がピークとなります。

また、全国的に需要が高まるため閑散期と比べると料金が5万～10万円以上も高くなる時期ですが、それにも関わらず予約受付スタートから2～3ヶ月もすればほとんどの教習所が完売となります。

学生を中心に若い世代が多く、活気がある雰囲気

春休みの合宿免許で中心となる世代と言えば、なんと言っても大学生や高校生などの学生です。

各教習所とも非常に混み合いますが、活気がありとても賑やかな雰囲気となります。

賑やかな雰囲気が好きな人や、新しい交友関係を広げたいと考えている人ならピッタリの季節と言えるでしょう。

その反面、就職や進学を前に「3月末までに卒業して免許を取得しなくては！」と考えている人が多いため、夏休みよりも真剣さや緊迫感がある時期でもあります。

4月以降は閑散期へ

2～3月は非常に混み合う繁忙期ですが、4月は就職や進学・入学のシーズンとなり休みが取れなくなる事から学生の申し込みが激減する閑散期に入ります。

教習所全体でも入校者が減り、静かで落ち着いた雰囲気に変わるので、勉強に集中したい人や落ち着いた雰囲気が好きな人にはピッタリです。

繁忙期の2～3月に比べても料金がかなり安くなり、地域によっては繁忙期より5万から10万円以上安くなる事もありますよ。

観光地の近くを選べば思い出作りにもピッタリ！

教習所に通いながら空き時間には観光が楽しめるのも、合宿免許ならではの楽しみの一つ。

特に暖かい気候の春休みは、絶好の観光シーズンでもあります。

一人での参加でも気ままな旅行気分に浸れますし、友達やグループでの参加なら春休みの良い思い出作りにもピッタリですよね。

有名観光地はもちろん、グルメや歴史的名所など、せっかくの機会なので行ってみたい観光地から教習所を探すのも良いでしょう。

春休みの合宿免許の相場はいくら？予約のタイミングはいつ？

春休みの合宿免許の料金相場はいくら？

春休みは一年間の中でも料金設定が高く設定されている時期です。

しかし、2月～4月まで一律高い料金という事はなく、春休み期間中の合宿免許の費用は、入校時期によって変わります。

最も料金が高騰するのは2月中旬～3月中旬頃で、ピーク時は38万～40万を超す所も。

一方、料金が上がり始める1月下旬や、下がり始める3月下旬以降は32万～37万円ほどに下がるのが一般的です。

宿泊プランや食事の有無によっては30万円を切るプランもあります。

料金が変動し始める1月下旬や3月下旬以降に予定が立てられるなら、ピーク時より安く申し込みできるかもしれませんよ。

春休みの合宿免許の予約は9月～10月には申し込みを！

春休みの合宿免許に参加を考えているなら、予約申し込みは前年の9月～10月には済ませておきましょう。

前述した通り、春休みは1年間で最も申し込みが殺到する超繁忙期です。

特に春休み開始となる2月上旬は一番早く完売するので、予約受付が開始される9月頃から遅くとも10月までには申し込みを済ませておかないと、あっという間に予約が埋まってしまうからです。

9月～10月頃なら日程やプランなどの選択肢がたくさん残っている状態なので、自分のスケジュールや好みに合わせやすい所も早めに予約する利点ですよ。

春休みの合宿免許の注意点

春休みの合宿免許ならではの注意点についてもチェックしておきましょう。

4月までに免許を取得するなら3月中旬までに卒業を！

春休みの合宿免許は、新生活が始まる4月までにどうしても免許が必要だから参加する人も多いですよね。

このようにタイムリミットが決まっている場合、免許を取得するまでの期間をしっかりと逆算しておかないと失敗してしまうかもしれません。

よくある勘違いとして、教習所を卒業＝免許取得と考えている人も少なくありません。

正確には教習所を卒業した後、住民票の住所を管轄する免許センターで学科試験を受け、合格して初めて運転免許証が交付されるのです。

そのため、4月までに免許取得を目指しているなら、合宿免許は万が一延長になった場合も含め、遅くとも3月中旬までに卒業できるようにスケジュールを立てておきましょう。

残りの3月下旬で免許センターに本免許学科試験を受けて合格すれば、4月までに晴れて免許取得ですよ。

卒業式の一時帰宅を希望する場合は教習所に事前に申し込む

学生の方なら卒業式や卒業式の予行演習などの予定が、合宿免許の日程と重なってしまう事もありますよね。

通常であれば合宿免許では一時帰宅は原則認められていません。

しかし、せっかくの学生生活最後の思い出として大切な卒業式ですから、例外的に卒業式やその予行演習に限り一時帰宅を許可する教習所も多いです。

一時帰宅を希望する場合は、まず予約時に一時帰宅する日を教習所に伝えておきましょう。

合宿中のスケジュール調整などもあるため、必ず事前に申し出てくださいね。

事前の申し出がない場合、一時帰宅できない可能性もありますよ。

基本的には何日間もの帰宅は認められず、帰宅した場合は最短での日数では卒業ができなくなる点も注意しておきましょう。

高校生の場合は仮免許取得までに18歳になっている事

高校生の場合の注意点として、合宿免許の入校は17歳から可能ですが、仮免許が発行される修了検定までに18歳になっている事が必要です。

合宿免許では入校から約1週間ほどで修了検定を受ける事になるので、日程をよく考えて申し込みしましょう。

また、教習所によっては入校までに18歳になっていない場合は入校できないとしている所もあるので、併せて確認しておく方が無難です。

繁忙期なので共同施設や設備の待ち時間が発生する

繁忙期の合宿生活では、共同施設や設備の待ち時間が発生する可能性が高いです。

例えば、

などが挙げられますね。

複数で使うので、お互いに譲り合いや配慮が必要な場面も多くなるでしょう。

ドライヤーや延長コードなどあらかじめ持参しておくと便利ですよ。

2～3月は地域によっては凍結や雪に注意を

2月～3月に合宿免許に行く場合は、地域によっては雪や凍結に注意しておきましょう。

雪が多い地域と言えばすぐ思い浮かべるのは北海道や東北ですが、他にも北陸や山陰などの日本海側や山間部も雪が多い土地です。

とはいえ、雪が多いからと教習が中止になったり延期になる事は滅多にありません。

むしろ例年雪が多い地域の方が、除雪作業もしっかり行われますし、雪対策の設備も整っているので、雪が降ったからと道路がストップする事はありません。

春の眠気に注意する

3月～4月にかけてはポカポカと暖かい気候でついウトウトしやすい時期でもあります。

季節の変わり目で寒暖の差が激しい春は、身体がその温度変化についていけずに自律神経が乱れやすくなる事から、眠気の調節がうまくいかず昼間の時間帯につい眠くなってしまうのです。

運転中の居眠りはもってのほかですが、学科でもつい居眠りをしてしまったり、つい寝過ごしてしまったというケースも。

遅刻や居眠りで合宿延長になる可能性もあるので、しっかりと対策しておきましょう。

上記のような方法なら簡単で眠気覚ましにはピッタリですよ。

寒暖の差が激しいので体調管理を徹底する

気候の変わり目となる3～4月には朝晩と日中の寒暖差が激しく、体調を崩しやすい時期なので注意しておきましょう。

前述の眠気の原因でもある自律神経の乱れから、

などの症状が現れやすくなるからです。

合宿免許では慣れない環境でのストレスから身体やメンタル面で疲れが溜まりやすいので、ゆっくりお風呂に入ってリラックスしたり早めの就寝で疲労を回復させておくことも大切です。

また、地元とは異なる気候で体調を崩す事もあるので、上着を余分に一枚持っておくなど気温の変化に対応できるようにしておきましょう。

花粉症の人は服用する薬に注意

春は花粉症で運転に影響が出る場合もあるので十分注意しておきましょう。

例えば、花粉による目のかゆみや涙目で視界が確保できず注意力が散漫になったり、運転中に急なくしゃみで目をつぶってしまう危険もあります。

くしゃみの勢いでハンドル操作を誤ったり、不要な所でアクセルやブレーキを踏んでしまう場合もありますね。

しかし、花粉症の症状がツラいからと薬の服用には注意する必要があります。

花粉症の症状を緩和させる薬には眠気を催すものがあり、集中力や判断力などの低下を招く恐れがあるからです。

薬局やドラッグストアで花粉症の薬を購入する場合は、薬剤師の方とよく相談し眠気が少ない薬を購入しましょう。

その他、以下のような対策も試してみてくださいね。

春休みの合宿免許にあると便利な物

ここでは春休みの合宿免許であれば便利な物をまとめています。

基本的な持ち物について知りたい人は以下の記事も参考にどうぞ。

カーディガンなど上着	春の寒暖差対策のため、サッと羽織れる上着があると便利です。 春先は朝晩だけでなく、日によっても急に暖かくなったかと思えば急に冷え込む事も多い時期です。 合宿免許に行く時期や地域を考慮しながら、1着は用意しておくと良いでしょう。
使い捨てカイロ	2月～3月にかけては、地域によってはまだ肌寒い時期でもあります。 防寒用にカイロを持っていくのも良いでしょう。 近くにドラッグストアやスーパーがあれば現地購入でも良いかもしれません。
常備薬	春の寒暖差で万が一体調を崩した時に、すぐ服用できる薬があれば便利です。 解熱鎮痛剤や胃腸薬などを準備しておくと安心ですよ。 なお、風邪薬には眠気を催す作用がある薬もあるので、選ぶ時に注意しておきましょう。
花粉症の薬	花粉症の薬もあれば便利です。 しかし、風邪薬と同じく眠気の作用が含まれる物については注意しておきましょう。
マスク	インフルエンザなどの感染症対策や花粉症対策として重宝するのがマスクです。 こまめに変えられるように多めに準備しておいた方が良いでしょう。 こちらも近くのスーパーやドラッグストアなどで購入できる場合は現地調達の方が良いかもしれません。
水筒	温かい飲み物を持ち運ぶのに便利なのが水筒です。 冬場の飲み物としてはもちろん、実は花粉症対策にも水分補給は欠かせません。 白湯や緑茶などは身体がゆっくりと温まり、免疫力や基礎代謝の向上、花粉症の症状を抑える効果が期待できますよ。 しっかりと水分摂取することで、体内のアレルゲンや老廃物の排泄を助け症状の緩和も期待できるので、荷物にはなりますができるだけこまめに水分を摂るようにしましょう。
虫よけスプレー	春先の暖かい季節になってくると、気を付けておきたいのが虫対策です。 特に山間部など自然の多い地域に行く場合は、携帯用の虫よけスプレーやかゆみ止めなどがあると便利です。
延長コード	春休みで人が多い分、コンセントの数が足らなくなる事も多いので延長コードが重宝します。 相部屋など複数で使用する部屋なら、差込口が複数ある延長コードが一つあれば使い勝手が良いですよ。