合宿免許の宿泊プランで相部屋が気になっている人も多いのではないでしょうか?
相部屋の方がシングルよりも安いので、合宿免許の費用を安く抑えたい人は「どんな感じなんだろう?」と考えている人もいるでしょう。
確かにシングルプランに比べて費用が安く抑えられるので魅力的な反面、知らない人と約2週間も共同生活となるので、「同室の人と仲良くやっていけるかな?」と心配になりますよね。
そこでこの記事では、
- 合宿免許の相部屋は実際どんな感じなのか?
- 相部屋のメリットとデメリット
- 相部屋に向いている人と向いていない人
この3つを中心にお伝えしていきます。
合宿免許に参加して実際に相部屋を使用した人のリアルな感想もお伝えするので、「相部屋とシングルどちらにするか悩んでいる…」という人はぜひ参考にしてみてくださいね。
合宿免許の相部屋ってどんな感じ?

まずは合宿免許の相部屋がどのようになっているのかをチェックしておきましょう。
相部屋は同性同士で2~6人が一般的
一般的な合宿免許での相部屋は、宿泊施設により定員は異なりますが、1つの部屋に同性同士で2~6人程度が寝泊りできるようになっています。
基本的には同室の相手がどんな人になるのかは入校日当日までわかりません。
また、同期入校の人ばかりでなく、先に入校している人がいる部屋に割り当てられる事もあります。
この場合は、先に入校している人が卒業した後、新たな入校者が入ってくる場合もありますし、延泊となった人が同室に割り当てられる事もあります。
ちなみに一部屋当たりの人数が増えるごとに費用は安くなりますよ。
教習所によってはプライベート空間がある
合宿免許での相部屋は、ホテルのツインルームのような造りや旅館の大部屋のような間仕切りのない広い室内が一般的です。
しかし、教習所によってはパーテーションやカーテンで仕切った半個室や、寝室だけ個室を設置している宿舎など、相部屋でありながらプライベート空間もしっかりと確保している宿泊施設もあります。
相部屋でもプライベートな空間が欲しい人は、半個室や寝室だけ個室の宿舎を探してみるのも良いでしょう。

相部屋での共有設備は何がある?
相部屋では、ベッド以外の設備や備品は共同利用となります。
例えばテレビやドライヤー、冷蔵庫、勉強机など。
お風呂やトイレは室内に備え付けがある場合もあれば、フロアごとの共同トイレを使用したり、旅館の大浴場を使用する場合もあります。
詳細が気になる場合は申込の際に確認しておいた方が良いでしょう。
相部屋であれば便利な物はある?
相部屋では以下のアイテムがあれば、共同生活でも快適に過ごせますよ。
複数の差込口がついた延長コード
相部屋ではコンセントも共有になるため、宿泊施設によっては使用人数に対してコンセントが足らなくなってしまう事も。
そんな時に便利なアイテムが延長コードです。
現代ではドライヤーやヘアアイロン、スマホの充電などコンセントが必要なアイテムも多いので、複数の差込口が付いた延長コードはマストアイテムですね。
室内のコンセントの数にもよりますが、他の人と気持ちよく使うためには延長コードをずっと差しっぱなしにして占領せず、使い終わったら早めに撤去するようにしましょう。
ドライヤー
ドライヤーなどの備品は相部屋や大浴場の脱衣場に備え付けがある事が多いですが、複数人と共同で使用するとなると順番待ちが発生する可能性が高いです。
延長コードと併せて持って行くと便利ですよ。
アイマスク・耳栓
相部屋の場合、同室の人の生活音や明かりが気になる場合があります。
例えば、自分が寝ようと思った時間でも同室の人がまだ起きていて、明かりやちょっとした音が気になる事もあるでしょう。
また、同室の人のいびきで寝不足になったという話もあるので、アイマスクや耳栓があった方が快適に過ごせますよ。
UNOやトランプなどのカードゲーム
空いた時間に同室の人とのコミュニケーションツールとして、カードゲームなどの娯楽アイテムがあれば重宝します。
手軽に持って行けるオセロなどのボードゲームも定番アイテムですね。
荷物の量にもよりますが、あまりかさばらず持ち運びしやすい物を入れておきましょう。
相部屋で友達と一緒の部屋に申し込む事は可能?
相部屋に友達やグループで申し込んだ場合、同室になれるのか?と気になる人も多いでしょう。
合宿免許に申し込む時に教習所側にその旨を伝えておくと、教習所側で相部屋にしてくれたり同じ教習グループにしてくれるなどの配慮をしてくれる事がありますが、教習所の都合や宿泊先の空き状況により絶対とは言い切れません。
例えば入校者が多い繁忙期や、入校までの日数が少ない直前申し込みなどの場合は、空いている部屋に順次割り当てられる事が多いので、必ずしも同室になれるとは限らないのです。
もしどうしても友達同士で同室が良い場合は、相部屋より若干割高になりますがツインやトリプル、フォーユースなどの部屋プランを検討した方が良いでしょう。

【実体験】合宿免許の相部屋はどうだった?リアルな感想

ここでは実際に合宿免許で相部屋を選んだ体験者の感想をお伝えします。

私の職場では仕事の都合上、二種免許を取得するために合宿免許に参加する人がとても多く、その中から相部屋を選んだ体験者の感想を掲載します。
リアルな口コミなので、参考にしてみてくださいね。
体験①同室の人とすぐ仲良くなれた
体験②同室の人とは仲は良かったけど…
体験③プライベートはほぼない
体験④合宿生同士で仲良くなりやすい
体験⑤私だけ仮免落ちた時に励ましてもらった
合宿免許で相部屋にするメリット


相部屋はシングルよりも安い
相部屋はシングルよりも安く設定されているのが一般的です。
相部屋とシングルとの料金比較は以下の通り。
部屋プラン | 閑散期 | 繁忙期 |
---|---|---|
相部屋 | 228,000~240,000円 | 313,000~334,000円 |
シングル | 245,000~254,000円 | 326,000~365,000円 |
相部屋の方が数万円安くなっているのがわかりますね。
相部屋の定員人数は教習所の宿舎により2人部屋から最大6人部屋まで様々。
1部屋の定員人数が多いほど料金が安く、人数が少ないほど高くなる傾向があります。
合宿免許の費用を安く抑えたい人であれば、相部屋はおすすめですよ。
同室の人と仲良くなりやすい
同室の人と仲良くなりやすいのも相部屋のメリットと言えます。
合宿免許に一人参加したとしても、同室の人たちとは食事の時間やお風呂、自由時間など特に長く一緒に過ごす事が多いため、自然に打ち解けて仲良くなれるのです。



私が聞き込みした中でも実際に相部屋で参加した人のほとんどは「相部屋で楽しかった」「すぐ仲良くなれた」と言っていました。
トラブルや悩みも相談し合える
相部屋のメリットとして、免許取得のために集まった人同士なので、教習で悩んだ事や分からない事も相談しやすいという点も挙げられます。



聞き込みした中では、宿舎に帰ってから他の教習生同士で「今日はどうだった?」などその日の感想を言い合い、お互いに分からない事を聞いたり、技能で気を付けるところを教え合う事もよくあったそうです。
また、教官の愚痴を言い合う事もよくあったそうですよ。
ストレスが溜まりやすい合宿免許では、同室の人同士で悩みや愚痴を言い合うのもストレス発散の一つだと言えるでしょう。
合宿免許で相部屋にするデメリット


どんな人と同室になるか分からない
相部屋のデメリットとして気になるのが、どんな人と同室になるか当日まで分からないところでしょう。
これは完全にランダムなので、教習所に行ってみないと分かりません。
同年代や気が合う人ばかりとは限らないですから、共同生活で気を遣ってストレスを溜めてしまう事もあります。
また、お互いの生活リズム、衛生面や時間などに関する違いに困惑する事もあるかもしれません。
例えば、夜遅くまで勉強したりテレビを見ていたい人と明日に備えて早めに寝たい人では消灯時間をめぐってトラブルになる可能性のあります。
洗面台やバスルームを清潔に使いたい人と多少水滴やゴミが落ちていても気にしない人では衛生面での違いがトラブルになる事も。
このような違いは実際に共同生活をしてみないと分からない部分ですが、お互いに気遣いや最低限のマナーは必須です。
自分も気を付けなくてはなりませんが、相手にもあまり求めすぎず大らかな気持ちを持っておく方がストレスが少ないでしょう。
こうしたトラブルが苦手と感じる場合は、シングルルームでのんびりと過ごす方が良いかもしれません。
生活音やいびきなどが気になる
知らない人同士の共同生活で地味にストレスになるのが、相手の生活音やいびきです。
例えば、ドアを開け閉めする音やトイレの音などもありますし、いびきや歯ぎしりなど無意識に出てしまうものもありますね。
寮生活や部活の合宿経験があったり、兄弟が多い家庭で育った人であれば多少の生活音は気にならない事もありますが、そうでない人にとってはストレスになる場合があります。
プライベートな空間がない
相部屋では仕切りなどもない大部屋が基本となっているので、プライベートな時間や空間はほぼないと思っておいた方が良いです。
もちろん、気が合う人同士であれば次第に気にならなくなりますが、どんな人と同室になるか分からないので不安も大きいでしょう。
家族や友人、恋人などに電話しようと思っても、同室の人がいると気まずいし難しいですよね。
およそ2週間ほどと言えども慣れない場所で他人との共同生活ですから、気疲れしてしまって体調不良の原因になってしまうかもしれません。
他の人との共同生活に慣れていない人や、普段から人とのコミュニケーションで気疲れしやすい人は、余計なストレスを抱えてしまうよりも多少費用がかかっても個室でゆっくりできる環境を整える方がおすすめです。
相部屋が向いている人・向いてない人


相部屋のメリット・デメリットから、相部屋に向いている人と向いていない人の特徴を並べてみました。
自分に当てはまるかどうかを考えながら、相部屋にするかシングルにするかの参考にしてみてくださいね。
相部屋が向いている人
- 初対面でもすぐ打ち解けられる人
- 生活音などあまり気にならない人
- 設備や備品など他人と共有することに抵抗がない人
- 寮生活など他人との共同生活の経験がある人
- 新しい友人を作りたい人
相部屋が向いてない人
- 人見知りが激しい人
- 人とのコミュニケーションで気疲れしやすい人
- 他人との共同生活に慣れていない人
- 一人の時間を確保したい人
- 衛生面など神経質な人