学生の夏休みが終わり落ち着いた雰囲気になる10月~12月までの秋・冬の合宿免許は、全国的にも空いていて費用も安くなる閑散期です。
年末~新学期にかけて忙しくなる前に免許を取得したいと考えている人や、合宿免許の費用をできるだけ抑えたいと考えている人にはピッタリの季節でしょう。
- 秋頃に合宿免許に参加したいな
- 秋~冬くらいの時期の合宿免許ってどんな感じなの?
- 予約はいつから申し込めば良い?注意点はある?
このような疑問を解決するため、この記事では10月~12月にかけての合宿免許の特徴と、予約時期や注意点を解説していきます。
また、秋・冬の合宿免許でおすすめのグッズや、おすすめの服装なども解説しているので、持ち物の参考にしてみてくださいね。

9月の合宿免許について知りたい人は、こちらの記事にまとめているのでどうぞ♪→今年の夏休みは合宿免許に行きたい!夏休みの予約のタイミングや注意点をまとめて解説
合宿免許の教習所選びで失敗したくない人はこちらの記事も参考にどうぞ。




秋~冬(10月・11月・12月)の合宿免許の特徴


10月~12月にかけての合宿免許は、一年の中でも閑散期にあたり、
秋~冬の合宿免許のメリット
- 合宿免許の費用が安い
- 学生の参加者が少なく、社会人が多くなる
- 予約が取りやすい
- 一人参加者が多い
- 落ち着いた雰囲気で勉強に集中しやすい
などが共通のメリットになります。
ここではその他に各月ごとの特徴を見ていきましょう。
10月入校の合宿免許の特徴
10月以降の合宿免許は、料金の安さだけでなくオフシーズンならではのお得なキャンペーンがあるのも特徴です。
例えば、ツインなどの広めの部屋でもシングル料金で宿泊できたり、期間限定のセールが増えるなど他のシーズンよりも安くお得に申し込みができるのが大きなメリットでしょう。
また合宿免許ならではの楽しみとして、観光や旅行気分を味わう事を目的としている人も少なくありません。
10月と言えば全国的にも気候の穏やかな時期で、どの地域を選んでも観光にはピッタリです。
特に10月中頃以降の東北は紅葉の美しい時期となるので、観光を楽しみたい人におすすめですよ。
11月入校の合宿免許の特徴
10月に引き続き11月も、料金は安く入校者も少ない時期です。
料金が高くなりやすいホテルプランやシングルプランでも繁忙期と比べるとグッと安く申し込みができますよ。
全国的にも紅葉が見ごろとなる時期なので、空き時間に観光がてら散策するのも楽しい時期です。
その反面、朝晩の最低気温は10℃以下となる事も多くなり一層肌寒さを感じるようになるので、厚手のアウターは欠かせません。
東北・北海道方面への合宿免許を考えている人は、早ければ10月の終わり頃には初雪が観測される頃です。
移動には十分気を付け、厚手の服装や雪道用シューズ、カイロなど十分な防寒対策をしておきましょう。
12月入校の合宿免許の特徴
12月は10月・11月同様閑散期で全体的には料金は安めになっていますが、「より安く!」と考えるなら前半の方がおすすめです。
12月後半からは冬休みシーズンに入り、前半と比べると若干ですが参加者が増えるため料金も若干上がる傾向にあるからです。
とはいえ、夏休みや春休みのような超繁忙期と比べると10万円ほども安いため、冬休みの予定が合うなら穴場シーズンと言えるでしょう。
本格的な冬の到来となる12月なので、防寒対策とインフルエンザや風邪などの感染症対策は必須です。
また12月中頃~下旬にかけては甲信越、山陰などの地域でも雪が舞い始める頃です。
雪が多い地域の合宿免許に行く予定の人は、防寒対策をしっかりと行いましょう。
秋~冬(10月・11月・12月)の合宿免許の料金と予約のタイミング


秋~冬の合宿免許の料金相場はどのくらい?
秋~冬に変わる10月・11月・12月の合宿免許の料金は以下のような推移となっています。


上記の例ではシングルルームで3食付きのプランを比較していますが、平均22~25万円ほどが相場となっており、相部屋や自炊プランならココからさらに1~2万円ほど安くなるでしょう。
10月~12月にかけては閑散期という事もあってどの時期でもほとんど料金は変わりませんが、12月の下旬のみ若干高くなる傾向にあるのが特徴です。
とはいえ、繁忙期の春休みや夏休みだと最ピークの料金は38~40万ですから、12月下旬と比べても10万円ほど安く合宿に参加できますよ。
秋~冬に合宿免許に行くなら予約はいつが良い?
10月~12月は基本的にまとまった休みが取りにくく、参加者が少ない閑散期にあたります。
申し込みが殺到する夏休みや春休みとは違い入校1ヶ月前でも十分空きがある可能性は高いですが、希望の日時や好みのプランを確保するためには入校希望時期の2~3ヶ月前には予約を済ませておくと良いでしょう。
早めに申し込みをする事で早割などの特典が受けられたり、期間限定のお得なキャッシュバックキャンペーンに申し込める場合もありますよ。
秋~冬の合宿免許の注意点


秋~冬にかけての合宿免許は比較的過ごしやすいシーズンですが、より快適に過ごすための注意点もチェックしておきましょう。
寒暖差による不調や風邪などを防ぐため体調管理が重要
10月・11月・12月と秋から冬に移行するこの時期は、寒暖差や風邪・インフルエンザの流行などに注意が必要な季節。
特に朝晩と日中の気温差だけでなく前日との気温差や室内外の気温差も大きくなるこの時期は、寒暖差に対応しようとより多くのエネルギーを消耗したり自律神経にも大きな負担がかかります。
その結果、普段以上に身体が疲れやすく倦怠感が取れにくくなったり、冷えによる肩こりや便秘・下痢などの不調を起こす可能性も。
合宿免許ではあらかじめ卒業までの全てのスケジュールが決まっているため、体調不良による欠席や早退をしてしまっても以降の予定を変更する事がとても難しくなっています。
例えばたった一日の欠席で予定がズレで最終的に一週間もの延泊になってしまった、という事も珍しくありません。
そうならないように、普段以上に体調管理は徹底しておきましょう。
地域や時期によっては雪への心配がある
各月の特徴の項目でも触れましたが、北海道や東北を中心に10月終わりから11月にかけて、甲信越や山陰では12月中頃から雪がちらつき始める事が多くなってきます。
全国的に本格的な降雪シーズンは1月~2月ですが、地域や時期によっては11月中頃以降から本格的に雪のシーズンとなることが多いので、防寒対策や雪道の移動には十分注意しておいた方が良いでしょう。
ちなみに、「雪の影響で教習ができなくなるのでは?」と気になるかもしれませんが、雪による教習の遅れはよほど記録的な大雪にでもならない限りまず起こらないので安心してくださいね。



例年積雪が多い地域ほど除雪はしっかりと行われますし、雪道走行にも慣れているので心配はありません。
逆に例年ではほとんど雪が降らない地域では、雪への対策が不十分である事も。
厚手の上着や着丈の長いコートは運転がしにくい可能性も
防寒対策として厚手の上着や着丈が長いコートなどがありますが、技能教習の際に運転がしにくくなる可能性があり注意が必要です。
例えばロングコートや厚手のダッフルコートなどを着た状態で座席に座ると、服の厚みで腕が思い通りに動かせない可能性が高いのです。



気になる人はコートを着た状態で椅子に座り腕を動かしてみると分かりやすいかもしれません。
着丈が長いコートだと、乗り降りの際に裾をドアに挟んでしまいケガをする可能性もあるので、その点も注意しておきましょう。
その他のNGな服装についてはこちらも参考にしてみてください。


交通事故が多くなるシーズン
10月~12月にかけては、実は一年間の中でも交通事故が増える時期。
警察庁の「交通事故死者数・重傷者数の推移」によれば、12月は特に例年ワースト1位になるほど多く、次いで10月や11月が多くなる傾向にあるのです。
10月~12月にかけて事故が多い原因としては、
- 日没が早く視界不良になりやすい
- 夕暮れは歩行者側からも車が見えにくくなる
- 太陽の傾きによって眩しさが増加する
- 帰省や観光で交通量が増える
- 路面凍結
などが挙げられます。
秋~冬にかけて日没時刻の前後1時間は、特に周囲が見えにくく車側からも歩行者側からもお互いが見えにくくなる時間帯。
技能教習の際には隣に教官が同乗し、危険があれば早めに補助ブレーキをかけてくれるのでそれほど心配はいりませんが、運転の際にはいつも以上に安全確認を意識しておくと良いですよ。
また、教習が終わって近くのスーパーへ買い物に行く時や教習所から宿泊施設に戻る帰り道など、歩行者の自分の姿が車側から見えにくい状態である事も意識して、事故に巻き込まれないように十分注意しておきましょう。
年末年始にかけては卒業予定日を要確認
12月の下旬以降、年末年始にかけて合宿免許に参加したいと考えている人は、入校日~卒業予定日をしっかりと確認して申し込みましょう。
というのも、教習所によっては年末年始は休みにしている所も多く、通常の日数より合宿期間が長くなっていることがあるからです。
また、年末年始は仮免許を発行する機関も休みになっている事が多いので、スムーズに仮免許試験で合格できなかった場合、想定していた以上の延泊になってしまう可能性も。
「大体2週間くらいだろう」と確認を怠り、思っていた以上に合宿期間が長くなってしまった場合、最悪教習所を退校して地元の教習所に入り直す必要が出るなど時間やお金が余分にかかってしまうかもしれません。
そうならないように、年末年始にかけて申し込む人は入校日~卒業予定日はしっかりと確認しておきましょう。


秋~冬の合宿免許での服装やおすすめグッズは?


10月は気温差に対応できるような服装がベスト
10月上旬~中旬の服装
- 長袖シャツ
- カーディガン
- 薄手セーター
10月中旬~下旬の服装
- 長袖シャツ
- ウールのセーター
- やや厚手のカーディガン
- ストール
10月上旬は全国的に25℃を超える事も多く、日中はまだ汗ばむような日になる事も多いものの、最低気温が20℃を下回る日も増える時期。
10月上旬~中旬頃までなら夏物+秋物のアイテムを上手に組み合わせて、体温調節がきく服装を選ぶと良いでしょう。
重ね着をしたり気温変化に対応できる羽織ものが活躍します。
10月中旬~下旬にかけては日中はまだ20℃前後~25℃を少し上回るくらいの快適な気温が多いものの、朝晩には15℃~16度ほどに下がる事も増えるので、昼夜の気温差に対応できるようやや厚めのカーディガンやストールなどがあると便利ですよ。
11月は10月よりやや厚手の服装が◎
11月上旬~中旬の服装
- やや厚手のスウェットやパーカー
- ウールセーター
- 軽めのアウター
11月中旬~下旬の服装
- 保温性の高いアウター
- ニットセーター
- タートルネックセーター
- 厚手のストール
11月に入ると日中も18℃前後、寒い日では10℃近くになる事も増える時期。
冷える時間帯に羽織れるような軽めの羽織ものを活用し、体温調節できるようにしておきましょう。
暖かい日であればやや厚手のスウェットやパーカー、ニットのセーターが活躍しますよ。
11月中頃から下旬にもなると、最低気温が10℃を下回る日も出てきて本格的に冬へ移行し始めます。
冷える時間帯に備えてライナーコートやスウェードなど保温性の高いアウターが活躍します。
目の詰まった厚手のニットセーターや、首回り保護して体温を保つタートルネックセーター、厚手のストールなどもおすすめ。
12月は本格的な冬物でしっかり防寒を
12月中の服装
- 厚手のパーカー
- 厚手のニット
- タートルネックセーター
- ダウンジャケット
- 厚手のアウター
- ストール・マフラー
- 保温性の高いインナー
- 手袋などの防寒グッズ
12月は全国的にも冬らしい寒さの日が増えていきます。
各地では日中でも10℃~12℃、北海道など特に冷える地域では5℃前後になる事も珍しくありません。
日中12℃前後が多くなる12月上旬であれば、シャツ+ニットなどの重ね着で過ごせる日もありますが、朝晩の冷え込みが厳しくマフラーやストール、タートルネックなどで首元を温め冷え対策をしておくのがおすすめです。
12月中旬以降は日中でも10℃前後になる日も増え、下旬のクリスマス前後には寒波が襲来するシーズンです。
厚手で防寒性に優れたアウターなどの他に、保温性の高いインナーや、ストール・マフラー・手袋などの保温グッズもあると活躍しますよ。
秋~冬にあれば便利な持ち物
秋~冬の合宿免許であれば便利な持ち物
- マスク
- 風邪薬・解熱剤
- ミニ加湿器
- カイロ
- マフラー・手袋などの防寒具
- 防水加工の靴
- スノーシューズ
- 圧縮袋
秋から冬にかけては風邪やインフルエンザに注意しておきたい季節です。
風邪予防や乾燥対策のマスク、体調を崩した時に備えて風邪薬や解熱剤などを用意しておくと安心ですよ。
また、宿泊施設の部屋の乾燥が気になる場合には、携帯用のミニ加湿器があると便利です。
小型の加湿器ならかさばりにくく、簡単に湿度を調節できておすすめです。
また、寒さ対策としてカイロやマフラーなどの防寒具もあると良いでしょう。
雪が多い地域に行く際におすすめなのが、防水加工された靴やスノーシューズ。
雨や雪が染みて濡れる心配や、足先が冷たくなるのを防いでくれますよ。
雪が多い地域では滑り止めをついているスノーシューズがあると便利です。



ただし、靴底が厚い物は運転中にペダルを踏みこむ感覚が掴みにくいため、スノーシューズの他に運転用のスニーカーも用意しておく方が無難です。
最後に、厚手の服を収納するために活躍するのが圧縮袋です。
秋~冬の衣類は厚手の物やモコモコとした素材の物が多く、丁寧にたたんだとしても衣類だけでキャリーバッグがパンパンになってしまう事も。
少しでも荷物をスッキリさせるために、圧縮袋を活用して荷造りをしていきましょう。
「合宿免許の荷物が多くて移動が大変…」と悩んでいる人は、事前に教習所へ宅配で送る事もおすすめですよ。


「合宿免許の教習所がたくさんありすぎて、どこが良いのか分からない…」と悩んでいるなら、こちらの記事をチェックしてみてください。


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