12月下旬から1月上旬にかけての冬休みの時期は、学生の方に人気となる夏休みや春休みと比べて比較的安く合宿参加できるものの、合宿参加希望者が少ない穴場時期。
進級や就職などで慌ただしくなる春休みの前に、早めに免許を取得しておこうと考えているならおすすめの時期です。
とはいえ、「冬休みの合宿免許ってどんな感じなんだろう?年末年始や雪はどうなるの?」と悩んでしまいますよね。
そこでこの記事では、
- 冬休みの合宿免許の日数や費用はどうなっているのか?
- 年末年始や雪の日はどうなるのか?
- 冬休みに合宿免許に申し込む時の注意点は?
この3つを中心にお伝えしていきます。
冬休みに合宿免許に行ってみようかな?と考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
合宿免許選びで迷っている人はこちらの記事も参考にどうぞ。

冬休み(12月〜1月)の合宿免許はどんな感じ?

まずは、12月下旬〜1月上旬の合宿免許はどんな感じなのか?年末年始や雪、日数や費用についても確認しておきましょう。
冬休みの合宿免許は参加者が少ない穴場シーズン
冬休みの合宿免許は、参加者が少ないいわば穴場シーズン。
なぜかというと、合宿免許に必要な日数の確保が難しい事が大きな理由です。
というのも、冬休みの日数は春休みや夏休みに比べてとても短く、多くて3週間、短ければ2週間弱しかない事がほとんど。
合宿免許では最短で卒業するためには14日~15日間(MTなら16日~17日間)が必要なのですが、冬休みの日数だけでは最短日数に足りない場合が多いのです。

万が一延泊の可能性も考えると、少なくとも2週間+2~3日くらいはスケジュールに余裕を持っておきたいですよね。
また、年末年始をまたぐ日程なので友達や家族とすでに予定を入れてしまっている場合や、季節的に雪が心配で申し込みを見送る人も多くいます。
こうした事情で参加者が非常に少ない冬休みの合宿免許ですが、料金面では閑散期と変わらない料金で参加できて実はとてもお得!
最繁忙期である春休みと比べると、10万円近く安い料金で合宿免許に参加できるので、合宿免許に参加する日数を確保できる人にはとてもおすすめな時期なのです。
冬休みの合宿免許の最短日数はどのくらい?
冬休みの合宿免許では、年末年始に教習所が休校となるかならないかで合宿日数が大きく変わります。
年始年末の間でも大晦日や元旦のみが休校となる場合であれば、通常時の最短日数である14日~15日間(MTであれば16日~17日間)+1〜2日ほどで卒業できます。
しかし、一般的な年末年始である12月29日頃〜1月3日頃までを休校としている教習所であれば、卒業まで3週間程度はかかると考えておいた方が良いでしょう。
また、仮免許の発行機関も年末年始で休業となるので、予定通りに仮免許試験がクリアできなければ通常よりも長く延泊になってしまう可能性が高い点も注意しておいてくださいね。
冬休みの合宿免許の費用はいくら?
冬休みとなる12月下旬〜1月上旬は、学生の方の申し込みが殺到する春休みや夏休みと比べると参加希望者も少なく、その分費用がグッと抑えられます。
一般的な春休みシーズンとなる2~3月の料金はおよそ38万~40万前後。
しかし、冬休みとなる12月下旬~1月上旬はおよそ27万円前後となり、春休みと比べると冬休みはおよそ10万円も違うのです。
もし冬休み期間に合宿免許の予定が入れられるのであれば、費用は安く抑えられる上に混雑していない教習所でゆったりと教習が受けられるので、かなりラッキーですよ。
冬休みの合宿免許で年末年始はどうなるの?
冬休みの合宿免許で気になるのが年末年始ですよね。
一般的には大きく分けて以下の3パターンがあります。
- 年末年始の期間は一時帰宅する
- 年末年始で休校中も現地にそのまま滞在する
- 年末年始も休校日はなく教習が組まれている
年末年始に教習所が休校となる場合では①の一時帰宅になる事が多いです。
教習所によっては年末年始の一時帰宅に限り、一時帰宅用の往復交通費も支給してくれる場合があるので確認しておきましょう。
休校日が短い場合や年末年始の休校日を設定していない教習所では、そのまま宿泊施設に滞在することが多いですね。
教習所が休校となる場合は、食事の支給があるのか?休校中は自分で買いに行くのか?も確認しておくと良いでしょう。
冬の合宿免許では雪の日はどうなるの?
冬休みの合宿免許で不安なところといえば、雪の日だと思います。
合宿免許では雪の日でも教習は予定通り行われます。(除雪が間に合わないほどの豪雪の時は教習を見合わせる場合も)
「雪の上を運転なんて怖い…」と思うかもしれませんが、教習所内の練習コースは教習所のスタッフの人が朝早くから除雪作業をしてくれるので、それほど心配する必要はないでしょう。
仮免許を取得して路上に出る場合も、雪道走行に慣れた教官が隣に座り、ブレーキのかけ方や轍(わだち)の走り方を指導してくれるので、雪道の経験が全くできずに免許を取得するよりも雪道に対しての知識や技術が習得できるとも考えられます。
ウインタースポーツなどで雪国に行く事が増えそうな人は、雪道に慣れるためにもあえて雪国で教習を受けてみるのも良いでしょう。



ちなみに、北海道や東北、北陸、山陰地方などのいわゆる雪国の方が、普段あまり雪が降らない地域に比べると雪への対策はしっかりしていますよ。
冬の合宿免許の申込時期はいつから?


冬の合宿免許の予約申込は、8月頃には開始されています。
年末年始にも合宿免許を行なっている教習所は全国的にも少なく、冬休み中に卒業できるような日程の合宿は限られているので、申し込みはできるだけ早めに検討しておく方が無難でしょう。
一般的には8月〜9月頃に少しずつ予約が埋まり始め、10月になると満室になる事が多くなってきます。
希望日や希望の宿泊プランで申し込みできるように、早めに予定を組んでおきましょう。
冬休みに合宿免許に行く5つのメリット


冬休みの合宿免許がおすすめな理由として、
- 他のシーズンに比べて費用が安く混雑していない
- 春休みを自由に使える
- 一時帰宅にも往復交通費が出る教習所がある
- 閑散期ならではの特典がある
- 雪道走行の経験を得られる
といったメリットがあります。
他のシーズンに比べて費用が安く混雑していない
前項でも言いましたが、冬休みの12月下旬〜1月上旬は教習所にとっては閑散期となっているため、春休みや夏休みに比べると比較的安価で教習が受けられます。
しかし、他のシーズンほどまとまった休暇が取りにくい事から、合宿参加希望者が少ない時期なので教習所は比較的空いているため、穴場シーズンとも言える時期ですね。
混雑していないということでは、
- 分からない事があっても教官に質問しやすい
- 共同設備をゆったり使える
- 希望の部屋やプランを選びやすい
といったメリットも得られます。
春休みを自由に使える
冬休みの間に教習所を卒業し免許を取得してしまえば、春休みを自由に使う事ができます。
春休み前に免許を取得しておけば、春休みに友達とゆっくり車でドライブや旅行の計画も立てるのも良いですし、新年度に向けて引っ越しの予定がある人は引っ越しの準備に集中できますよね。
特に就職の場合は、春休み中に就職先のオリエンテーションの予定が入る事もあって、春休みはできるだけ自由に動ける時間を確保しておきたいと考える人も多いでしょう。
春休みにせっかく合宿免許に申し込んだものの、突然就職先の予定が入ってしまって慌ててキャンセルする…となるよりも、日程が合うのであれば早めに済ませておいた方が効率的です。
一時帰宅にも往復交通費が出る教習所がある
通常であれば合宿免許に参加中の一時帰宅は原則認められていませんが、年末年始に限っては教習所や宿舎などが休業となるため一時帰宅となるところが多いです。
この一時帰宅のための交通費は教習所によっては往復交通費を支給してくれる場合があります。
教習所によって全額支給であったり、「◯◯円まで支給」といった金額の上限が決まっている場合など様々あるので、申し込み前にはチェックしておくと良いでしょう。
閑散期ならではの特典がある
閑散期ならではの特典があるのも、冬休み期間中のメリットと言えます。
例えば、よくある特典として「部屋のグレードアップ」があります。
相部屋の料金でシングルルームに宿泊できたり、ツインルームを一人でゆったりと利用できるといった事が多いですね。
また、早割や学割などの割引や、指定された入校日に申し込むと割引になる入校限定キャンペーンなどの割引を組み合わせると、さらにお得に申し込みができますよ。
雪道走行の経験ができる
前項でもお伝えした通り、天候によっては雪道を走らざるを得ない日もありますが、考え方によってはメリットにもなります。
雪道の運転はスピードやブレーキのかけ方、ハンドルの切り方など教科書だけでは分からない事も多く、実際に体験する機会があるに越したことはありません。
運転免許を取得した後にぶっつけ本番で初めて雪道を走るよりも、教官がいつでもフォローしてくれる状態で雪道に挑む方が安心ですし、貴重な経験を得るチャンスと言えるでしょう。
冬休みの合宿免許で注意しておきたい5つのポイント


冬休みの合宿免許はメリットもありますが、注意しておきたいポイントもあります。
- 入校日と卒業予定日を確認しておく
- 年末年始の対応を確認しておく
- 枠数が少ないので満室になりやすい
- 雪や寒さ対策は万全にしておく
- 普段以上に体調管理を徹底しておく
せっかく合宿免許に行くなら、トラブルがないように注意点もしっかり確認していきましょう。
入校日と卒業予定日を確認しておく
冬休みの合宿免許では、まず一番に確認しておきたいのが入校日と卒業予定日です。
前述した通り、教習所によっては年末年始も教習を実施しているところもあれば、年末年始の間は休校としているところもあります。
特に学生の方は冬休みの期間が短いので、卒業予定日をよくチェックしておかないと「冬休み期間中に合宿免許の卒業ができない…」となってしまいますよ。
年末年始の対応を確認しておく
年末年始の対応は各教習所によって異なります。
一般的に、教習所が休校となる場合は宿舎も閉めてしまうので、年末年始は一時帰宅をするケースが多いです。
仮に年末年始は一時帰宅となるのであれば、一時帰宅の際の交通費が支給されるのか?支給されるなら上限はいくらなのか?も合わせて確認しておくと良いでしょう。
また、教習所によっては年末年始であってもそのまま宿泊施設に滞在できるケースもあります。
しかし、年末年始に限っては食事の支給がなく、近くのスーパーなどに買い出しに行かなくてはならない場合もあります。
食事の支給は通常通りあるのか?近隣に買い出しに行かなくてはならないのか?も合わせて確認しておいた方が良いですね。
枠数が少ないので満室になりやすい
冬休みの合宿免許は、年末年始を挟むため通常よりも日数がかかる事と、冬休み期間と合宿免許の日数が合わない事もあるため、夏休みや春休みと違って希望者が集まりにくい時期です。
そのため募集枠の数が少なく、人気のプランや教習所は比較的早い時期から満室になりやすい傾向があります。
夏休みや春休みのようにあっという間に予約が埋まってしまう事は少ないものの、入校日が決まっている場合や、人気のプランに申し込みをしたい場合はできるだけ早めに申し込みをしておくのが良いでしょう。
遅くとも10月頃までには予約をしておくと安心ですよ。
雪や寒さ対策は万全にしておく
冬休みの合宿免許では、雪や寒さ対策も万全にしておきたいところです。
特に寒い地域に合宿免許に出かける時は、防寒用の厚手のアウターやニット帽、マフラー・手袋は準備しておいた方が良いですね。
しかし、分厚いアウターなどは運転の邪魔になったり、ロングコートだとドアの開閉の際に裾を挟んでしまう事もあるので注意しておきましょう。
運転中の車内や教室内は暖房が効いているので、脱ぎ着しやすい上着の方が重宝するかもしれません。
また、駐車の時の後方確認や踏切の時の音の確認などで窓を開けたり、換気のために少し窓を開けておくよう指示がある場合もあるので、上着を脱いでも寒くないように首元が大きく開いている服や薄手の服は避けておいた方が良いでしょう。
冬に好まれるブーツやムートン、厚底靴などの靴や雪道用のスノーブーツ・スノーシューズなどは
- 足裏の感覚がつかみにくい
- 足首の上を覆うのでペダル操作がしにくい
- 底が厚くペダルを踏む力加減が調節しにくい
このような理由から運転に支障をきたす恐れがありNGです。
運転しやすいスニーカーを履いていくか、運転の時に履き替えられるように持参すると良いですね。
普段以上に体調管理を徹底する
前述した雪や寒さ対策の徹底とともに気をつけておきたいのが体調管理です。
地元と違って慣れない気候の中では気をつけていても体調を崩しやすいので、気になる症状があった時に服薬できるよう風邪薬や胃腸薬などの市販薬をいくつか持参しておくのがおすすめです。
また、寝る時にも暖かくしておくことは大切ですが、暖房によって室内が乾燥するとかえって喉を痛めたり風邪を引いてしまうので、可能であれば小さめの加湿器などを持って行って予防しておくのも良いかもしれません。
洗濯物や濡らしたバスタオルを室内に干しておいても加湿効果があるので試してみてくださいね。
冬休みの合宿免許に最適な服装とあれば便利な持ち物


冬休みの合宿免許に最適な服装は?
12月~1月に最適な服装
- 保温性・防寒性に優れたアウター
- 厚手のニットセーター
- タートルネックセーター
- 機能性インナー
- 手袋
- マフラー
- ネックウォーマー
冬休みとなる12月下旬から1月上旬は、クリスマス寒波や年末寒波の影響で気温が下がり、日中でも厳しい寒さを感じる季節。
平均気温は6℃前後ですが地域や日によってはマイナスになる事もあるため、合宿免許に向かう現地の天気予報はしっかりとチェックし、保温性や防寒性に優れたアイテムを駆使して暖かく過ごしましょう。
保温性の高いダウンジャケットやモコモコのボアコートなどに、厚手のニットセーターや首元を温めるタートルネックセーターなど、保温と防寒を重視した服装選びがポイントです。
機能性インナーや裏起毛アイテムも薄くて保温性があるのでおすすめです。
寒さ対策として欠かせないアイテムの中には、運転中はNGとなる可能性があるアイテムもあります。
いずれも運転中の安全や、適切な運転動作に支障を起こさないためのものなので、技能教習の時は外したり履き替えておきましょう。
厚手の上着・着丈の長いコート | 厚手の上着やロングコートを着たままだと、腕の可動域が制限されるため運転操作に支障が起きる可能性があります。 寒さ対策には必須ですが、運転の時は脱いでおきましょう。 |
手袋 | 寒い冬用の手袋はニットやスエード、ムートンなどの素材が多いですが、ハンドルが滑ってしまったり、手袋の厚みで素手の時の感覚と異なるなどの理由から着けたままの運転は避けた方が良いです。 |
ロングブーツ・ムートンブーツ・厚底ブーツ | ブーツは足首の可動域を制限したり、足裏の感覚が分かりにくく、ブレーキやアクセルの加減が分からない事から、運転には適していません。 どうしてもという場合は、技能教習の時に履き替えできるようスニーカーを持参しておきましょう。 |
スノーシューズ・スノーブーツ | スノーシューズ・スノーブーツも靴底が厚い物は足裏の感覚が分かりにくく、ペダル操作に支障が出るため運転は避けた方が良いものです。こちらもどうしてもという場合は、履き替え用のスニーカーを持参しておきましょう。 |
マフラー | マフラーは運転中知らないうちにほどけてきて、何かの拍子にハンドルに絡まったり、シートレールなどに挟まる可能性もありとても危険です。 ボリュームのあるマフラーもハンドル操作の邪魔になるため、運転中は外しておきましょう。 |
その他、NGの服装について知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。


冬の合宿免許にあれば便利な持ち物は?
冬の合宿免許にあれば便利な持ち物
- マスク
- 風邪薬・解熱剤
- ミニ加湿器
- カイロ
- 圧縮袋
冬の合宿免許では、風邪やインフルエンザ対策としてマスクやミニ加湿器があると便利です。
念のため、急な発熱に備えて風邪薬や解熱剤などがあると安心ですよ。
防寒のためのカイロもあると重宝します。
また、冬の衣類は厚手の物が多くキャリーバッグがパンパンになってしまう事もあるので、衣類用の圧縮袋があると活躍しますよ。
「合宿免許の教習所がたくさんありすぎて、どこが良いのか分からない…」と悩んでいるなら、こちらの記事をチェックしてみてください。


3食付き・シングルプランの料金比較や、教官や食事・宿泊施設などの気になる項目についても紹介しています。
Google口コミ評価で星4.5以上を獲得している大人気の教習所ばかりなので、「せっかくの合宿免許で失敗したくない!」「どうせなら楽しい合宿生活を送りたい!」という人もきっと大満足な合宿ライフが送れるはずですよ!