約2週間にも及ぶ合宿免許で避けて通れないのが洗濯ですよね。
通常の旅行よりも長い日数を過ごす合宿免許では、宿泊施設内や近隣のコインランドリーを利用するのが一般的です。
とはいえ、最低限の日数分だけしか持たずに行くと、ほとんど毎日のように洗濯をしなければならず、コインランドリーの利用料や洗剤代もかさんでしまうし手間もかかって大変!
そこでこの記事では、
- 実際の合宿免許での洗濯回数や費用はどうだったか?
- コインランドリー使用時の注意点
- 洗濯の回数を少なく済ませるコツ
を中心にお伝えしていきます。

「合宿免許中の洗濯はどうしたら良いのだろう?」「コインランドリーって結構かかるのかな?」と悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
【実際どうだった?】合宿免許での洗濯回数と費用


合宿免許での洗濯回数は、持参する着替えの量によって変わります。



私は一種免許・二種免許どちらも合宿免許に参加して取得しましたが、どちらの合宿免許先でも洗濯は宿舎やホテル内に設置されたコインランドリーを利用しました。
ちなみに持参した着替えの量については以下の通り。
- Tシャツやカットソーなどトップス
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3~4枚
- デニムパンツなどのボトムス
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3枚
- カーディガンなど上着
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2枚
- 下着類
-
5着分
夏と秋に参加したので、それほど厚手の物を持参しなかったのと汗をかく時期だったこともあり、着替えは4日分+初日に着て行った服で合計5日分を少し多めです。
洗濯の頻度はどのくらい?
一種免許の時は合宿期間15日間を過ごした中で、3~4日に1回のペースで洗濯をしたのでコインランドリー利用回数は3回ほど。
二種免許の時は日数自体が少なく10日ほどの滞在だったので、1回の洗濯で済みました。
夏場なら衣類は1着が薄手なので多めに用意してもかさばらず、シングルルームなら浴室内やエアコンの下に干しておけばあっという間に乾きますよ。
洗濯の費用はどのくらい?
コインランドリーの費用は地域や宿泊施設によって変わりますが、一般的には下記のような金額が多いです。
- 洗濯機
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1回100~300円
- 乾燥機
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60分200~600円
洗濯の頻度が3~4回であれば1,000~3,500円程度の出費を考えておくと良いでしょう。



私が参加した合宿免許のコインランドリーでかかった金額は以下のような感じでした。
- 一種免許取得時(合宿期間15日)
-
洗濯機1回200円/乾燥機60分200円/洗濯頻度3回
15日間で洗濯機・乾燥機とも3回使用したため、合計1,200円でした。
- 二種免許取得時(合宿期間10日)
-
洗濯機無料/乾燥機30分300円/洗濯頻度1回
10日間と期間が短かったため洗濯は1回で済んだため、費用は乾燥機のみ60分使用し600円でした。
一種と二種では違う教習所に合宿に行ったのでコインランドリーの使用料が違います。
二種免許の時は自室備え付けの洗濯機が無料で使えたので、もう少し荷物を減らして洗濯する頻度を増やしても良かったかもしれません。
洗濯機や乾燥機の利用料が気になる人は、事前にチェックしておくと安心ですよ。
洗濯の時にあると便利だったものは?


洗濯用洗剤
洗濯用洗剤は、合宿免許では宿泊先によっては有料で販売されていたり、自動投入されるタイプのコインランドリーもあるので必ずしも必須というわけではありませんが、もしなかった時に慌てなくて済むように準備しておく方が無難です。
教習所や宿泊施設の近くにドラッグストアやコンビニがあれば、荷物を減らすために現地購入するのも良いかもしれません。



私は旅行用の個包装洗剤やジェルボールを回数分+1個を目安に持って行きました。
洗濯ネット
デリケートな衣類や下着類を洗濯する時に使う洗濯ネットがあれば便利です。
大きさは色々あり、100均にもたくさんの種類が販売されているので好きなものを選べますよ。
ちなみに、洗濯ネットは衣類1着につき1袋が基本で、たたんでピッタリ入る大きさがベストです。
- セーターやトレーナー
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50㎝×35㎝程度
- シャツやブラウス
-
33㎝×30㎝程度
- 下着やタイツ
-
20㎝×20㎝
下着類は手洗いする派の人も多いかもしれませんが、上記がおよその目安です。
ランドリーバッグ
自室とコインランドリーが離れている場合にあると便利なのが、洗濯物を入れておくランドリーバッグです。
乾燥機を使わず自室で干す場合は、濡れたものを運ぶことになるのでビニール製のものがあると良いでしょう。
使って不要になったら捨てられるビニール袋でも代用できます。
ビニール袋なら折りたためば小さくなるので、複数用意しておくと何かと重宝しますよ。
コインランドリーにそのまま入れて洗濯できるタイプのものもあります。
ハンガー・洗濯バサミ
荷物がかさばりますが、ハンガーや洗濯バサミも持参すると便利なアイテムです。
宿泊先でもハンガーが用意されている事もありますが、1~2本くらいしかないので洗濯後に衣類を干すには少し足りません。
コンパクトに折りたためるハンガーや、小さめの洗濯バサミがあると便利ですよ。
洗濯ロープ
室内に洗濯物を干す時に重宝するのが洗濯ロープです。
「浴室内のカーテンレールで代用できるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、浴室内のカーテンレールは強度に不安があり、重たい洗濯物をかけるには適していないので注意してくださいね。
洗濯ロープがあればエアコンの下や浴室内に洗濯物を干せるので、効率的に乾かすことができます。
吸盤で張り付けるタイプもありますよ。
コインランドリーを使う時の注意点


自室内に洗濯機や乾燥機が設置されている宿舎もありますが、基本的には施設内のコインランドリーを使用する所が多いです。
一般的な注意点をチェックしておきましょう。
洗濯時間が重なる可能性がある
合宿免許でのコインランドリーは、他の教習生と共同で使用することが多いです。
そのため洗濯機や乾燥機の台数が少ない場合や、繁忙期で教習生が多い時期だと洗濯時間が重なる事も多くなり、待ち時間が発生する可能性もあります。
洗濯のタイミングをずらしたり、教習の空き時間を活用するなど工夫すると良いでしょう。
洗濯終了後は早めに回収する
前述した通り、洗濯時間が重なって順番待ちが発生することもあるので、自分の洗濯物は洗濯終了後早めに回収するようにしておきましょう。
利用料金を投入すると終了時間が表示されるので、ずっとコインランドリー内で待っていなくても、終了時間の少し前に戻ってきて回収すればOKです。
他の教習生と共同で使う物は、できるだけスムーズに交代する方がお互い気持ちよく過ごせますよ。
深夜や早朝の洗濯はNGとされていることも
「日中は混雑しているなら深夜や早朝に洗濯したら良いのでは?」と思うかもしれませんが、深夜や早朝は案外洗濯の音が響くことがあります。
騒音の問題で他の教習生とトラブルになることも考えられるため、使用時間には十分注意しておきましょう。
また、宿泊施設によってはコインランドリーの使用時間を決めている所もあるので、事前に確認しておくと安心ですね。
合宿免許の洗濯回数を少なく済ませる5つのコツ


無料で使える洗濯機や乾燥機がついていれば良いですが、毎日のように洗濯をしていると費用もかかりますし、その分手間も増えますよね。
そこで、合宿期間中の洗濯回数を少なく済ませるコツをご紹介します。
「できるだけ洗濯にかかる費用は節約したい」と考えている人は参考にしてみてくださいね。
着替えを4~5日分持って行く
まずは着替えの量を多めに持って行く事を考えてみましょう。
単純に着替えの量が多ければ、その分洗濯する回数は減らせます。
とはいえ、14日~16日分の着替えを持参するのは現実的ではありませんし、もし出来たとしても荷物が重くなって移動が大変になってしまいますよね。
着替えを多めに持参するとしたら、4日~5日分+初日に着ていく服を合わせて5~6日分程度を目安にすると良いでしょう。
ただし、他の荷物もあるので移動中楽に運べるかも考えて準備しておく方が良いですよ。
冬場など厚手の服やかさばりやすい服の場合は圧縮袋も活用するのがおすすめです。
ちなみに、事前に教習所や宿泊施設に荷物を宅配で送れる場合もありますが、万が一延泊になった場合はシングルから相部屋への移動を指示されるケースもあるため、自分で持ち運べる量の荷物でまとめておいた方が無難ですよ。


着回しできる組み合わせを選ぶ
「できるだけ荷物は減らしたい…」「持って行くスーツケースが小さくて着替えがあまり入らない…」という場合は、たくさんの服を持って行くよりも着回しができる組み合わせを中心に服を選ぶ方が良いでしょう。
組み合わせしやすいシンプルなデザインや、ベーシックカラーを中心に組み合わせれば、上下4着ずつ持参したとしても16通りのコーディネートができますよね。
シャツやカーディガンがあれば、そのまま着るだけでなく羽織ものとしても使えるので便利です。
下着類は多めに持って行く
毎日変える下着やインナーは、多めに持って行くことをおすすめします。
肌に直接触れる衣類ですから、汗や汚れが気になるものですよね。
特に女性であればサニタリー用品も用意しておいた方が安心です。
汚れが少ない場合や薄手の物は手洗いも
夏場のTシャツのような薄手の服や、短時間だけ着用し汚れが少ない状態の物は手洗いする事もできますね。
使い捨ての手洗い用洗濯パックもあります。
上記以外にもジップロックのようなチャック付きポリ袋で代用する事も出来ますよ。
チャック付きポリ袋での手洗い方法は以下を参考にどうぞ。
洗剤の溶け残りや皮脂汚れを落とすためにぬるま湯がおすすめです。
汚れがひどい場合はしばらく「つけ置き」も効果的です。
2~3分ほどの揉み洗いでOK。
脱水する場合は、ギュッとひねって絞るいわゆる「ぞうきん絞り」はNG。
衣類の生地が傷んだり、衣類が伸びてしまう原因になります。
端から丸めながら体重をかけ、水分を押し出すようにすると生地が傷んだり伸びるリスクは少ないですよ。
脱水は一度だけでなく、何度か繰り返して衣類から水分が抜けるまで繰り返しましょう。
脱水の仕上げに乾いたバスタオルの上に衣類を広げ、バスタオルと一緒にぐるぐると巻いて、さらに水分を出し切ります。
一度だけでなくバスタオルと衣類の接地面をずらしたり、裏返したりしながら2~3回同じ作業を繰り返し、しっかりと水気を切っていきましょう。
薄手の物であれば、エアコンの風が当たるところや浴室にかけておき換気扇を回しておくと乾きが早いですよ。
人によっては1回着た服でも汗や汚れがあまりついていなければ洗濯しない人もいるでしょう。
その場合はエアコンの風が当たるところにハンガーで吊るし、ファブリーズなどをかけておくと良いですよ。
乾燥機は使わず部屋に干す
宿泊施設によっては乾燥機がない所や、洗濯機は無料でも乾燥機は料金がかかる所もあります。
洗濯ロープやハンガーなどを持って行く場合は、洗濯だけして部屋干ししても良いですね。
シングルルームであれば
- 浴室の乾燥機を回しながら干す
- 室内のエアコンの風が当たる所に干す
- 天気が良い日に窓辺の日当たりが良い所に干す
などをすると、乾きが早くなりますよ。
部屋干しというと臭いが気になる人もいるかもしれませんが、そんな時は熱湯消毒が効果的です。
洗濯物の生乾き臭の原因は増殖した雑菌なので、宿舎や部屋のポットなどで沸かした熱湯をかけてからもう一度洗うと綺麗に臭いが落ちますよ。