合宿免許と通学免許はどっちが良い?それぞれの費用や日数を7項目に分けて徹底比較

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「合宿免許も気になるけど、そもそも合宿と通学って何が違うの?自分に合うのはどっちだろう?」

あなたももしかしたら、こんな悩みを持っているのではないでしょうか?

合宿でも通学でも同じ教習内容を受けられますが、それぞれに費用や習得期間などが大きく異なります。

せっかく高い費用をかけて教習所に申し込むのに、自分に合わない方を選んでしまうと、

「思っていたより費用がかさんでしまった…」

「想定していた日数より時間がかかってしまった…」

と後悔してしまうかもしれません。

そこでこの記事では、

  • 通学と合宿の違いを比較
  • 通学と合宿のメリットとデメリット
  • 通学と合宿はそれぞれどんな人が向いているのか?

この3つを中心に解説してきます。

ヨシノ

通学と合宿それぞれの違いや特徴を解説するので、自分にはどちらが向いているのか参考にしてみてくださいね。

目次

【通学と合宿】7つの項目ごとの違いと比較

まず最初に、通学と合宿の違いを比較した表を見ていきましょう。

スクロールできます
通学免許合宿免許
費用
(AT車で比較)
26万~35万22万~30万
期間
(AT車で比較)
約2ヶ月~3ヶ月最短14日
教習内容どちらも同じ内容
延長保証有料オプションあり
交通費無料送迎バスあり一部区間の交通費支給
教習環境知っている道路で教習土地勘のない場所
スケジュールの自由度自分の予定に合わせて決めるスケジュールが決められている

単純な比較でいえば、料金が安く短期間で卒業できる合宿免許の方が圧倒的にコスパが良いと言えますね。

一方で、技能教習での運転のしやすさや自分の予定との両立のしやすさでいえば通学の方が良く、単純な比較だけでは決められないと思います。

以下でそれぞれの細かな違いを比較しながら、自分に向いているのはどちらかを考えてみましょう。

費用

通学免許:AT車 26万~35万/MT車 28万~36万

通学免許の費用相場は、入校時期にもよりますがおよそ26万~35万程度

教習所に支払う料金の内訳には、教習代だけでなく各検定費用や仮免許交付手数料なども含まれています。

しかし、試験不合格となった場合の補習などは追加で教習代がかかるので、しっかりと授業を聞き試験対策をしていないと思っていたより費用がかさんでしまう可能性もありますよ。

また、教習所運行の無料送迎バスはありますが、地域によってはバス停留所まで行くための交通費が別途かかる可能性もあります。

合宿免許:AT車 22万~30万/MT車 24万~32万

合宿免許の費用相場はおよそ22万~30万程度と、通学と比べると若干安くなっています。

入校時期の他に、宿泊施設のグレードや部屋タイプ、食事の有無によっても料金が異なるので、申し込みの際は詳細をしっかりと読み込んで予約するようにしておきましょう。

合宿免許の場合は試験や検定で不合格になると合宿延長になる可能性がありますが、「最短日数+〇日までは追加料金不要」などの保証制度を設けている教習所が多く、万が一延泊になったとしても負担が少なくて済むようになっています。

また、教習所によっては指定区間の往復交通費を支給してくれるところもありますよ。

取得期間(最短日数)

通学免許:約2ヶ月~3ヶ月

通学免許の場合の最短日数は、平均すると2ヶ月~3ヶ月、長ければ半年ほどかかると言われています。

その理由は、技能教習の予約が取りにくい事と自分のスケジュールと教習日程が合わずずれてしまう事が大きな原因です。

技能教習は教官との1対1の教習となっているため完全予約制になっており、通学の場合は自分のスケジュールに合わせて事前に予約を入れるシステムになっています。

しかし、1日に受講できる時間数に制限があるため、空いているからといってどんどん教習予約を入れる事はできません。

また、夏休みなどの長期休暇中は教習生も多く予約申し込みが殺到するため、「技能教習の予約が中々取れず教習がちっとも進まない…」といった事が原因で卒業が長引いてしまう事が多いですね。

学科教習は技能のように1日に受講できる時間数に制限がないので、理論上は何時間でも受講する事が可能です。

しかし、先行学科を受講しないと次に進めなかったり、決まった順番に受講しなくてはならない教習もあるため、自分のスケジュールと教習所の実施日程が合わず、教習がずれこんでしまう事があります。

このような理由から、通学の場合の最短日数は約平均2ヶ月~3ヶ月と長めになっています。

ヨシノ

教習所によっては「短期集中コース」のように、合宿免許ほどの短期間での卒業は難しくとも、プライベートも優先しつつ短い期間で卒業を目指せるコースを用意しているところもあります。

費用が若干割高になるのが難点ですが、「合宿免許に参加できるようなまとまった休みが取れない…」「プライベートの予定も多いから通いの方が良い」という人には良いかもしれません。

合宿免許:AT車14日/MT車16日

合宿免許の最短日数は、AT車なら約14日ほど、MT車なら16日ほどです。

これほどまでに短い日数で卒業できる理由は、合宿免許の場合入校日から卒業予定日まですべての教習スケジュールがあらかじめ決められているからです。

最短で卒業できるように効率良く教習スケジュールが組まれており、通学のように自分で技能教習の予約を入れたり、スケジュール調整をする必要がありません。

遅刻や欠席をしたり、試験や検定で不合格にならなければ、参加者のほとんどの人が最短日数の約2週間ほどで卒業できるようになっています。

その代わり、毎日何らかの教習が予定されており、教習所の休校日でもない限り基本的に休日はありません。

教習内容

通学免許/合宿免許:どちらも同じ内容

最短で卒業するために必要な日数が大きく異なる事から、「教習内容が違うのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、通学でも合宿でも教習内容は同じです。

しいて言えば、通学免許は通学ペースに間が空きすぎて前回習った事を忘れやすいといった面がありますが、合宿免許では勉強に集中できる環境なので自習もはかどりますし、毎日学科や技能があるので上達も早いと言えるでしょう。

延長保証

通学免許:有料オプションとして延長保証あり

通学免許では、試験や検定不合格となると追加補習を受ける必要があるのですが、その際に追加料金が発生します。

再受講料は1回につき4,000~5,000円ほど。回数がかさむと痛い出費ですよね。

教習所によっては検定や試験に自信がない人向けに保証プランを設けているところもありますが、有料オプションなので別途料金が必要となるので合宿免許と比べるとかなり高額になってしまいます。

合宿免許:教習代・宿泊費・食事代などの延長保証あり

合宿免許では、ほとんどの教習所で延長保証がついています。

一般的な保証内容は、

  • 試験(検定)の再受験分の追加料金なし
  • 追加補習の技能教習代追加なし
  • 延泊の際の宿泊費・食事代追加なし

というものです。

「卒業まで追加料金なし」のところもあれば、「追加〇日分まで、技能教習〇時限まで追加料金なし」としているところなど、教習所ごとに異なるので申し込み前に必ずチェックしておきましょう。

ちなみに、自己都合による遅刻や欠席での延泊は保証の対象外になるので注意してくださいね。

交通費

通学免許:無料送迎バスあり

通学の場合、教習所から無料送迎バスが運行されている事が多いです。

一般的には送迎バスを利用する際に事前予約が必要で、最近ではネット受付やアプリを活用する事が多いですね。

教習所ごとに巡回ルートや申し込み方法が異なるので、送迎バスを利用する際は受付などでしっかりと確認しておきましょう。

合宿免許:指定区間の往復交通費支給あり

合宿免許では、教習所によっては指定区間の往復交通費を支給してくれるところもあります。

例えば、「東京駅から教習所の最寄り駅までの新幹線運賃を現金支給」という感じですね。

交通費の金額や、支給方法、指定ルート、指定の交通機関などは教習所によって異なります。

一般的には交通費は卒業時に往復分を支給されるので、行きがけの交通費は先に自分で支払う必要がありますが、中には往復分の交通チケットを郵送で送ってくれる教習所もあるので、交通費支給の要件は事前に確認しておきましょう。

また、ホテルや旅館など教習所から離れた場所にある宿舎から教習所に移動する際には、送迎バスが巡回しているので、集合時間に指定の停留所に行くと乗せてくれますよ。

教習環境

通学免許:自宅周辺など見慣れた道路で教習

通学できる範囲の教習所となると、ほとんどの場合自宅や学校、職場などの周辺にある教習所に通うようになります。

そのため、技能教習でも見知った道路や通い慣れたルートを運転する事が多くなるので、事前に危なそうな地点や狭い道など注意が必要な場所が分かるので運転にも余裕が出てくるのがメリットと言えるでしょう。

知らない道や道路事情が異なる場所での運転は、ルートの把握や周囲の安全確認、道路状況からの危険予測など目も頭もフル回転ですし、神経も使うのでとても疲れるのです。

特に運転初心者さんはただ走るだけでも疲れてしまうでしょうから、知っている道の方が安心感もあって気持ちに余裕が持てるかもしれません。

合宿免許:土地勘のない場所や自宅周辺とは異なる道路事情の中で教習

合宿免許では基本的に、住民票がある住所や居住地、実家などの周辺では合宿ができないルールになっています。

そのため技能教習では土地勘がない場所を運転する事になるので、教習ルートは早めに覚えて、できるだけ予習やシミュレーションをしておくと良いでしょう。

また、地元とは交通量の多さも違いますし、信号のない円形交差点や路面電車が通る道路での走行など、地元では見たことのない道路状況で運転する事もあります。

スケジュールの自由度

通学免許:自分の予定に合わせて自分でスケジュール管理できる

通学免許では、自分の予定と照らし合わせながらスケジュールを決める事ができる自由さが大きなメリットです。

学校やバイトなどプライベートの予定も入れながら空き時間を使って免許取得を目指したい人には向いている反面、しっかりと計画を立ててスケジュール管理をしておかないと、他の予定を優先するあまり教習所に行く予定が延び延びになってしまう可能性もあります。

いくらスケジュール管理は自由と言っても、教習所は一定期間内に教習を終わらせるための教習期限が設けられているので、この期限内で卒業するためにはある程度は自分のスケジュールを調整しながらコンスタントに教習を進めていく必要もありますよ。

教習期限とは?

教習期限とは、一定期間内に教習を終わらせるために設定されたタイムリミットの事。

普通免許では、最初に教習を受けた日から9ヶ月間までと定められています。

合宿免許:入校日から卒業予定日までスケジュールが決められている

合宿免許では、教習所側であらかじめ入校日から卒業予定日まで全ての教習スケジュールが組まれています。

教習は毎日あり、2~3時限の学科教習+2時限(第二段階では3時限)の技能教習という組み合わせになっている事が多いですね。

スケジュールが決まっているのでその通りに進めていけば、よほど欠席や検定不合格などがない限り予定通りの日程で卒業する事が可能です。

技能教習も毎日行われるので、通学に比べると運転への慣れや上達が早いのもメリットと言えるでしょう。

その反面、教習所の休校日を除いて基本的に休みはなく、スケジュールの変更もできません。

例えば、1時限だけ教習を欠席してしまった場合でも、すぐ次の空き時間に補習を入れられない事があるのでその分日数が延びてしまいます。

また、修了検定などの実施日を決めている教習所の場合は、不合格になった場合次の検定日まで待たなくてはならないのです。

合宿免許と通学免許のメリット・デメリットとは?

通学免許のメリット

  • 自宅の近くや学校・職場周辺など通学しやすい場所を選べる
  • 自分の空き時間を活用してスケジュールを立てられる
  • 自分の生活ペースに合わせやすい
  • 予定変更も柔軟にできる
  • 学科試験対策で時間をかけて取り組める
  • 地元のよく通る道で練習できる

通学免許のメリットは、自分の予定に合わせてスケジュールを組める柔軟性にあります。

最初の教習から9ヶ月間という教習期限内であれば自由にスケジュールを組む事ができるので、自分の生活ペースに合わせやすく、学校やバイトなどの予定とも両立させたい人にはピッタリと言えるでしょう。

また、合宿免許では卒業までの期間がある程度決められているので、あまりじっくりと試験対策ができないデメリットがありますが、通学では学科試験対策に時間をかけられるのもメリットと言えます。

ヨシノ

一種免許の合宿の時の話で今でも覚えているのが、「地元に路面電車が通っている場合、路面電車に関する問題が出やすい傾向にあるから、しっかりと対策しておくように」と教官から言われた事があります。

地元の教習所であればそうした地域性が絡む出題傾向にも対応した過去問が比較的多くあるそうですが、合宿免許では地域の違いから対応できないとの事でした。

合宿免許ならではの話だと感じる出来事でしたね。

通学の場合は技能教習でも地元の良く知った道で教習を受けるので、気持ちに余裕を持って運転できますよ。

通学免許のデメリット

  • 合宿免許に比べると費用がかかる
  • 繁忙期は技能教習の予約が取りにくい
  • 自分の予定を優先し、教習所の予定がおざなりになる
  • 後回しにしすぎて教習所が面倒になってしまう可能性がある
  • 自分の予定を優先しすぎると教習日程と合わない事がある
  • 教習所の選択肢が少ない

通学免許のデメリットは、費用がかかる点や繁忙期の予約の取りにくさがあります。

また、自分の予定と両立しやすい反面、自分の予定ばかり優先していると教習所が決めた教習日程と合わない事や、先行して受講しなくてはならない教習が受けられず先に進めない事も出てきます。

教習所を後回しにしすぎて通うのが面倒になってしまう可能性もありますね。

そうならないように、ある程度は自分の予定を調整する事も必要になってくるでしょう。

他にも、地域によっては教習所の選択肢が少ないといったデメリットがある事もあります。

合宿免許のメリット

  • 最短日数14日ほどで卒業できる
  • 通学に比べると安い
  • 入校日から卒業予定日までスケジュールが決まっている
  • 保証があるので追加料金の心配がない
  • 毎日教習があるので上達が早い
  • 入校特典が豊富
  • 空き時間に観光も楽しめる
  • 新しい出会いで交友関係が広がる可能性がある
  • 地元以外全国どこでも申し込める

合宿免許一番のメリットは効率的なカリキュラムによって、短期間で卒業できて費用も安く抑えられるところでしょう。

短期集中だからといってずっと教習予定が組まれているわけではなく、空き時間も意外と多いので近くの観光地に遊びに出かけたり、季節によっては海水浴やウインタースポーツが楽しめるところもあります。

また合宿免許では教習所独自の入校特典を用意しているところも多く、ディナーにご当地グルメやステーキがふるまわれたり、温泉入浴券プレゼントやケーキバイキングなど、様々な特典がありますよ。

様々な地域から教習生が集まるので、新しい出会いや交友関係が広がる可能性もありますね。

合宿免許のデメリット

  • 2週間~3週間ほどまとまった休みが必要
  • 自分のペースで進められない
  • 卒業予定日がずれ込む可能性がある
  • 土地勘のない場所や自宅周辺とは異なる道路事情の中で教習
  • 遠方の教習所を選んだ場合、交通費の負担が大きくなる
  • ホームシックになる可能性がある
  • 教習が上手くいかない、帰宅できないなどストレスも多い
  • 地元と違う気候やストレスで体調を崩しやすい
  • 延泊にならないよう試験や検定でプレッシャーが大きい

合宿免許でのデメリットはまとまった休みが必須である事と、卒業予定がずれ込む可能性がある事、土地勘のない場所や道路事情が異なる場所での運転が挙げられます。

また、合宿免許ではスケジュールがあらかじめ決まっているため、どうしても詰め込み型になりやすく自分のペースで教習が進められない事も人によってはストレスになるでしょう。

教習が上手くいかない場合や試験前のプレッシャーもあってストレスが溜まりやすく、同じ教習生同士で励ましあったり、家族や友人と電話で愚痴を聞いてもらうなどストレス解消法を考えておくと良いかもしれません。

環境のストレスや地元と異なる気候で体調を崩しやすい点も注意が必要です。

こんな人が向いている!合宿と通学の判断基準

通学免許に向いている

通学免許に向いている人
  • 学校やプライベートの予定と両立させたい
  • 自分のペースでゆっくり進めたい
  • まとまった休みが取れない
  • 学科試験にできるだけ時間を使いたい
  • 地元の道で運転の練習をしたい

通学免許は、学校やバイトなどでまとまった休みが取りにくい人にピッタリです。

通学でも短期集中コースを設けている教習所があれば、合宿免許ほど短期間ではなくとも通常より短い期間でスケジュールを組んでもらえるケースもありますよ。

また、自分のペースでゆっくり進めたい人や学科試験にできるだけ時間を使いたい人、地元の道で運転の練習をしたい人なども通学免許の方がおすすめです。

合宿免許に向いている

合宿免許に向いている人
  • 短期間で効率的に免許を取得したい
  • まとまった休みが取りやすい
  • 費用はできるだけ抑えたい
  • 期間を決めて集中的に勉強したい
  • 自由時間に観光も楽しみたい

合宿免許は、まとまった休みが取りやすく、短期間で集中して勉強したい人に向いています。

ヨシノ

私の仕事はタクシー運転手ですが、私の職場でも「早く、安く取れるから」という理由で合宿免許に参加する人が圧倒的に多いです。

自宅から離れて宿舎やホテルに宿泊で食事の提供もあるプランなら、家事や他の予定を気にする必要もなく勉強に集中できますよ。

また、空き時間の思い出作りとして観光やレジャーを考えているなら、目当ての観光スポットやレジャーが近くにあるところを中心に探してみても良いですね。


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